引き続き手掛かり材料難で小安かった

優利加さん
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先週金曜日の米国株は高安まちまちとなった(DJIA +25.43, NASDAQ -15.49)。イタリア国債に続き、スペイン国債もユーロ導入後の最安値水準まで売られた(利回りは上昇)。南欧の国債から東欧の国債まで飛び火しそうな勢いである。

本日の日本株全般は引き続き手掛かり材料難で小安かった。東証1部では、上昇銘柄数が748に対して、下落銘柄数は747となり上げ下げ銘柄数が半々となった。騰落レシオは82.14%。本日から前場が30分延長されたが、東証1部の売買代金は7,500億円弱と相変わらず低迷している。価格が変化することにより需要と供給が変化するプロセスと、需要と供給が変化することにより価格が変化するプロセスの2つのルートが考えられるが、今は後者のルートの影響が強い。世界景気の先行きが弱気に傾いているという理由があり、株を買いたいという需要が非常に低下したため、株価も低下している。

TOPIXも日経平均も小安く始まり、狭い範囲の値動きに終始した。11月2日に10日移動平均線を割り込んだままであり、時の利は売りが続いている。

TOPIX -2 @717
日経平均 -26円 @8,348円

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