累積売買出来高が一番多い価格帯まで戻ってきている

優利加さん
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先週金曜日の米国株は前日比殆ど変化なしだった(DJIA  -0.61, NASDAQ +0.73)。これを受けて、本日の日本株全般は続伸はしたが、日中の値動きは小さいものが多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,111に対して、下落銘柄数は424となった。騰落レシオは94.23%。

TOPIXも日経平均も続伸したが、殆ど寄引同事の十字足となった。これで11月25日安値から上方新値4本目となった。戻りと考えても、後1本くらい伸び代が残っている。ただ、週末にかけて予定されているEU首脳会議後の発表待ちを決め込んでいる市場参加者が大多数だろう。

テクニカル的に下落トレンドが終わったと判断するには高値及び安値の切り下がりが止まらなければならないので、10月31日高値を上抜ける必要がある。過去6ヶ月で見ると、累積売買出来高が一番多い価格帯まで戻ってきている。この価格帯辺りでしこっている「やれやれ」の大量の潜在的な売り玉を一気に買い切ると、日差しが見えてきそうだが、欧州でのイベント次第だ。

TOPIX +4 @748
日経平均 +52円 @8,695円

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