下振れしやすい脆弱な相場

優利加さん
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昨日の米国株は高安まちまちとなった(DJIA -29.74 @13,008.53, NASDAQ +1.42 @2,957.76)。ユーロ安も一応止まり、円高も一服した。これを受けて本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,137に対して、下落銘柄数は416となった。騰落レシオは70.43%。東証1部の売買代金は1兆1070億円。昨日消費者庁がコンプリートガチャが景品表示法に抵触する可能性を示したことで、ストップ安となったディーエヌエーとグリーは今日は乱高下した。中学生が月に40万円も請求されるような仕組みは問題があるだろう。

TOPIXも日経平均も小幅反発したが、前日の陰線の範囲内にあり強い反発とは言えない。まずは昨日空けた窓を埋められるかどうかに注目したい。関西電力やシャープなど100銘柄以上が年初来安値を更新したので、まだ下振れしやすい脆弱な相場である。そうはいっても騰落レシオが60%台まで低下し、今期業績見通しが悪くない状況ではポジショントレーダーなら銘柄次第だが打診買いも可ではなかろうか。

TOPIX +4 @776
日経平均 +63円 @9,181円

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