昨日の米国株は続落した(DJIA -63.35 @@12,632.00, NASDAQ -8.82 @2,893.76)。ギリシャの再選挙は織り込まれていたようでまだ十分織り込まれていなかった。これを受けて本日の日本株全般も続落した。東証1部では、上昇銘柄数が325に対して、下落銘柄数は1,260となった。騰落レシオは64.88%。東証1部の売買代金は1兆1862億円。
TOPIXも日経平均も陰線で続落した。日経平均ベースの予想EPSは765円(5月15日)まで高まっており、日経平均ベースPERも11.6倍まで低下した。東証1部ベースのPBRも0.91倍まで下げてきた。バリュエーション面ではかなり割安感が高まってきたが、市場は恐怖に駆られるとそんなことはお構いなしに売りが殺到する。ギリシャのユーロ脱退が真剣に議論され始めた。もし、本当に脱退すると史上初であり未体験ゾーンへ突入するので欧州経済は勿論、世界経済に与えるインパクトの大きさを市場は図りかねている。どんな相場も下げ続けることは決してなく、いずれ陰の極は必ずやってくるが、つなぎ売り玉はまだ外せない。
TOPIX -9 @738
日経平均 -99円 @8,801円