下方硬直性が強まってきたようだが

優利加さん
優利加さん
先週金曜日の米国株はメモリアルデイの祝日を前に手仕舞い売りが多かったようで、下落して終えた(DJIA -74.92 @12,454.83, NASDAQ -1.85 @2,837.53)。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では上昇銘柄数が418に対して、下落銘柄数は1,116となった。騰落レシオは62.67%へ低下した。東証1部の売買代金は大幅に減少し、7814億円となった。外国人は今や日本の株式市場の売買高の約7割のシェアを占めるようになり、彼らの本国での事情が日本株の動向に大きな影響を与えている。本日の売買代金低迷は米国市場が休日だから米国人の参加が殆どなかったからと考えられる。

TOPIXも日経平均も殆ど変わらずであった。下落銘柄数の方が遥かに多かった割に指数は底堅い動きとなった。ローソク足だと分かりにくいが、終値の折れ線チャートでみると、下向きの傾きが弱くなってきたので、下方硬直性が強まってきたようである。そうは言っても6月17日のギシシャの再選挙という大きな不安材料が待ちかまえているので、悲観と楽観が交錯して不安定な相場が続くと見ている。また、4月27日以来時の利は売りが続いていることも忘れてはならない。日柄調整に3か月かかるとすればあと1ヶ月ほどは調整局面が続くのではないか?

TOPIX -1 @721
日経平均 +13円 @8,593円
優利加さんのブログ一覧