昨日の米国株は大幅続伸した(DJIA +286.84 @12,414.79, NASDAQ +66.61 @2,844.72)。ECBが更なる金融緩和を実施する余地が残され、これが好感された。本日の日本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,415に対して、下落銘柄数は187となった。騰落レシオは76.82%まで上昇した。東証1部の売買代金は1兆496億円。
TOPIXも日経平均も上放れて始まったが、TOPIXは短陽性、日経平均はほとんど寄引同事線となり、上値の重さが出てきた。明日は小動きか?
TOPIX +12 @730
日経平均 +106円 @8,636円
1%まで下げている金利をECBがさらに下げてもせいぜい0.75%か0.5%にしかならない。勿論、利下げだけでなく、資金供給量も増やすだろう。危機感が高まれば、特に金融機関への短期資金を潤沢に供給するはずだ。しかし、この程度のことで現在起こっている欧州債務問題が根本的に大きく改善するとは到底思えないので、昨日の米国株の大幅上昇には違和感を覚える。そんなに楽観的になって良いのか?答えは早晩市場が出してくれる。