上側で「幻のSQ」

優利加さん
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昨日の米国株は高安まちまちとなった(DJIA +46.17 @12,460.96, NASDAQ -13.70 @2,831.02)。懸念されていたスペイン国債の入札が波乱なく行われ欧州株は堅調となり、さらに中国が利下げ発表したが、米国株式相場は終値では反応薄だった。本日の日本株全般は大きく反落する銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が327に対して、下落銘柄数は1,269となった。騰落レシオは70.78%へ低下した。東証1部の売買代金は1兆6229億円と膨らんだが、今日はSQなのでその分かさ上げとなっているので割り引いて考える必要がある。

TOPIXも日経平均も陰線で大きく反落し、昨日空けた窓を埋めた。さらに10日移動平均線を終値で再度割り込んだ。大きな売り材料があり急落し続けた場合、一時的な反発があるが、しばらく反発するとまた下げることはよくあるパターンだ。SQ値は8,613円だったが、本日の日経平均は高値が8,611円で安値が8,427円となり、SQ値はこの高値安値の範囲外となり、上側で「幻のSQ」となった。相場の頭を押さえる兆候と見ることができるが、来週の相場はどう動くか?

TOPIX -13 @717
日経平均 -180円 @8,459円

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