落下した太鼓山風力発電所の風車=13日午後、京都府伊根町(京都府提供)

京都府は13日、太鼓山風力発電所(同府伊根町)に設置した風力発電機の鉄柱が折れ、重さ約45トンの風車が地上約46メートルから落下したと発表した。けが人はなかった。
京都府によると、壊れたのは6基ある風力発電機のうちの3号機。12日午後7時半ごろ、3号機の不具合を知らせる警報が管理事務所で鳴り、13日朝、点検作業で現地に向かった業者が落ちている風車を発見した。
落下したのは、長さ約25メートルでグラスファイバー製の羽根が3枚ついた風車部分。風向きによって風車の向きを変えるための装置と鉄柱の接続箇所から数センチ下で破断した。