木曜日に大幅下げしたNYダウ、翌日の動きに注目が集まったがほとんど反発せずとなった。

なお一層の警戒が必要と考える。外人の売り越しは続いているからね。

さて個人投資家が恐怖を一番感じて投げ売りに来るのはいつ頃か？

　｢株式市場の牧草｣と言われ中型魚や大型魚の餌になり、彼らを育てる事に存在価値があるのが個人投資家と言う存在。

＊参考　｢海の牧草｣と言われるのはイワシやサンマなどの小型魚

個人投資家がいなければ巨大な（▽▽ﾒ）も（▼▼ﾒ）も生きて行けない。

人間が牧畜や養殖をして牛や魚を育てているが最終目的はやはり喰う為だ。

　この海の牧草の個人投資家が恐怖を感じる時は、株価が下落した時だ。

その中で一番恐怖感が大きくなる時が大暴落ではなく、下げが何日もじりじりと続く時なんだよね。

　超大きいﾄﾞｯｶｰﾝ下げが来たらビックリして散ってしまうよ。これではうまく捕食出来ない。

魚は集めて置いて一気にごそっと捕るのが効率が良いからね。

それではじりじり安が続くとどうなるんだろう。

１．売ろうか売るまいか迷う。

２．大きな下げじゃないから危機感が薄い。

３．買い頃なんじゃないかと買う人も増える。

４．時折戻してやるとその傾向が強くなりもっと集まる

５．ジリ下げが何日も続くと騰落レシオが80%付近まで下がって来る。

６．ちょっとおかしいと感じだす。

７．下げ幅を大きくしたドン下げを見舞う。

８．慌てだすがまだ投げ売りにはならない。評価損が増大し追い証寸前になる。

９．騰落レシオが70%台に落ちるとさすがに腰が浮く。もう少しだ。

１０．遂に追い込み漁が始まる。合図のドッスーン下げが来る。

１１．騰落レシオが60%台にまで落ちる。

１２．株価底抜けの恐怖感が最大に高まる。追い証も追っかけて来る。

１３．損切り、投げ売りの嵐が来る。チャートを見たら恐怖の深い谷を描いている。

ここで余裕資金がたっぷりある人達が一斉に買い向かう。

　個人投資家は海の牧草と同じ貴重な存在だ。根絶やしにしてはいけない。

時折甘い汁を吸わせて数を増やしてもらわなくてはね。

パチンコ屋がこの点は非常にうまい。来店客から絞り取るばかりだったら客は来なくなり店が潰れる。

たまに、おいしく儲けさせてくれる。パチンコ通いが続く。今度は勝つぞ~！

　結局総決算では大きく取られて大赤字決算になっている。

株だって同じような傾向にある。

現在の株式市場にはｱﾍﾞﾉﾐｸｽ効果で多数の個人投資家が参入している。株でひと儲けだ~！

　みんな株で儲けようと夢多く希望に燃えてやって来る。

証券セミナーという養魚場も盛況だ。餌はとても豊富だ。

　株式投資で景気の良い話を聞く。新聞やネットでこれ見よがしに報道される。

億ションを買った。高級外車を買った。高価な宝飾品を買った。などなど。

もし株式投資でそんなに儲ける人がゴロゴロとして、いたるところに発生するなら記事にはならないよ。珍しくもなんともないからね。

珍しいから記事になるんだよ。つまり株では多くの個人投資家はやられていると言うのが実態。

　さて私達はこのような世界に足を踏み入れている。生き残らなければいけないね。

株の世界で収入計画を立て成功しなければいけない。

うまく行けば億ションも高級外車も。そこまでは望まないが家族旅行やファミレスでお食事。

マイカーをハイブリッドに買い替えとかの夢ならつかめるかも。

どんな場合でも｢資金管理｣｢ロスカット｣｢myルール｣をマスターしてからだがね。