株が上がった！どうしてだろう。その理由は？
株が下がった！その原因はなんだろうか？
個人投資家の多くがすぐ原因理由を探しに入る。まるで考古学者か研究者みたいだ。
それがご丁寧に新聞、ネット、テレビ、解説者などが、もっともらしい理由を付けて解説してる。
笑ってしまう。ホントお笑いだ。
株式投資の目的はなんだ？ キャピタルゲインだ！ 当たり前なことだよね。
｢利益が最大の目的なり｣
利益の為にはなんでもひん曲げるし、なんでもくっつける。ねつ造なんて当たり前。
手前勝手な理屈が堂々と市場を、大手を振ってまかり通っている。
大抵の個人投資家はこの関門で引っかかる。
なんとかとなんとかを＝ｲｺｰﾙで結びつけようと考えている。
株式市場は数学の教室ではない。
１＋１は２にならない。同様に１－１はゼロにはならない。
理不尽が大きな顔をしてまかり通る。それが株式市場の論理だ！
よく体験しているであろうこんな例。
好業績を発表した！ それ買いだとばかりに急ぎ買った。
買うよ~！
ところが株価は反応せず買ったあとどんどこ下がる。
あれ～おかしいな？ こんな筈では。
そこで出て来る解説が｢材料出尽くし｣と言う論理。
要は一筋縄では行かないのが株式市場。
他人の裏を掻きなんとか出し抜こうとする。騙し手なんぞは日常茶飯事。
今週もあったよね。木曜日がジリジリ安のドン下げに。翌金曜日は株価ボードが真っ赤になる爆上げ。
爆上げ前にふるい落としのドン下げを見舞って来る。
辛抱し切れず投げ売る玉を買い込んで翌日は爆上げに持って来る。
これは偶然なんかじゃないよ。仕組まれている手口だ。
ところが悲しいかな個人投資家は、｢NYダウが上がったから｣だとか、｢円安になったから｣だとか理由を付けて解説する。
つまり思考方法と思考回路が狂っている。これじゃ株では勝てないよ。
個人投資家の大多数が負ける株式市場。
どこに原因理由があるかわかってるね？
同じように原因理由を探るのなら、こう言う事に頭を使って欲しいものだね。
