株式取引は相対取引ですね。自分が買えばその株の相手方は売っている。自分が売れば相手は買っている。
そこには正反対の価値判断が存在する。一方が勝てば もう一方は負ける。
個人投資家の8割が負けると言われる株式投資。
この8割はなにかの数字と似通っている。そうです、外資や機関投資家の割合です。
株式市場を実質的に動かす力を持っているのが外資や機関投資家。
彼らが考える方向に株価は動く。
個人投資家の多くが負けるのは大きな力に逆らうからかもね。
「大河の流れに竿を差す」
こんなことわざがありましたね。
流れに逆らったら死ぬ!
個人投資家の多くは自分の考えを優先させる。
相手方はどう考えているのかと考える事を疎かにしている。
今日まで息がつまるような下落局面でも判断は分かれる。もう上がるか?まだ下がるか?
私はこのような場面ではいつも考えている。「相手方ならどうしたいのだろうか」と。
外資や機関投資家ならもっと下げさせた方が利益になるのか?
逆に下げさせた時の危険性と比較した時、この辺で上昇に導いた方がより利益が大きいのか?
彼等はどう考えるだろうかといつも神経を使う。
チャートの動きの端々からその兆候をつかみ取ろうと眼を凝らす。
頼れるものはチャートしかない。
テレビ、新聞、株屋、そんな情報は頼りになんかしない。
個人投資家を食い物にしている奴らの腰ぎんちゃくにしか思っていない。
メディアなどは信じない事にしている。
今朝の為替ドル円が急落し96円50銭台をつけた。市場は米国債デフォルト懸念で怖気づいていた。
だが私はドル買いを決行した。株も前場の安値を買い進んだ。結果は成功だった。想定した通り後場には上昇した。
今日の所は正解だったが明日はどうなるかな?彼らがどう考えているか?それは個人投資家の大勢が考える事とは多分逆だろうな。