本日の日経平均株価は398円の大幅下げ。
ただこの下げはほぼ想定された下げである。驚くには当たらない。
チャートから見れば水曜日に頂上からナイヤガラになった一直線の下げが起きていた。
この下げは「相場が反転したシグナル」としてどの教本にも載っている。
この線が出たらなりふり構わず「逃げろ~!」と教えている。
昨日の上げは「差込み線」で更に大きな下落が来る前の危険な線であった。
よもやこの騙し上げ線で買った人はいないと思うが、それ程に危険な位置にいたと言う事だね。
最近の日経平均株価は上値が重く15000円を一気に抜き去る力はなかった。
だとすれば、株価が急落する事は容易に考えられていたところに水曜日のナイヤガラ滝が来た。
次の目線は「どこまで下がるか」、それを待つと言う事になる。
つまり保有株は減らして置いて資金余力を十分に取って置くことを求められている。
いわゆる資金管理だね。
ベテランの方々はもう既に対策十分で、利益確定を終えて現金化率を高水準に保っている事だろう。
相場は「売る」と「買う」しかない単純なゲームだ。そしてそこでは「勝つ」と「負ける」しかない。
大陰線が2本出た相場は注意を要する。想定外の下がり方も視野に入れて対応したいものだね。