昨夜のNYダウは73ドル安、これで2連続安となった。
最近のNYダウのチャートを見ると、綺麗な「おむすび型」の三角形波動が規則正しく並んでいる。![]()
おとといの頂点から昨夜の下落まで2連続安となった。
問題は過去と同じ波動を描くならば相場は下落方向に舵を切り、1000ドル下げに入った事になる。
過去と同じように下げるなら今後3週間は下落の毎日になる。
「NYがくしゃみをすれば日本は風邪を引き肺炎を患う」と比喩される株式市場だが、昨日も引けにかけ大幅安となり不気味さを漂わせている。
一番安全なのは様子見に徹し買いも売りにも手を出さなければいい。
君子危うきに近寄らずだ。
そうは言っても目の前の株価が大幅に下げを続けるようすを見せつけられると、空売り組は空売りを、買い組は安値を仕込みたくなって来る。
NYダウが1000ドルも下がるなら買いの手を引っ込めて、もっと下がるのも待ってみたい。
11月5日から空売り規制緩和が始まるからだ。
市場価格以下で売り注文が出せる。株価に下げ圧力をかけ安くなる。
今日の日経の個別銘柄には下がる銘柄が多くなるかもしれないな。
株価的に大底シグナルを出した銘柄が何銘柄も出て来ているが、予想外に底抜けシグナルになったら被害が大きくなる。
相場の動きは予想を簡単に覆すからだ。
ハタと迷ってしまった。なにに迷ったかと言えば「市場に滞留する資金量」がどう動くかにだ。
今の相場を動かしているのは多くの投資家ではない。
一部の機関投資家の動きに振られている。
蟻の穴からでもダムが崩れるとの例えもある。
今日は目が離せないな。