ウクライナ危機を過大に演出し暴利を稼いだ投機筋は、安値を付けた日経指標銘柄から買い上がる。
特に御三家と言われたファーストリテイリング、ソフトバンク、ファナックなどが元気よく戻り歩調となった。
この中でもファーストリテイリングの勢いがいいのが目につく。![]()
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日経の出来高が20億株前後でそんなに出来高が多くはない中、戻り足だけが素早く戻っている感じ。
あらあらあら~と言っている間に日経は1万5千200円台をみるみる回復してしまった。
2月から上がっては急落の憂き目に何度も遭っている個人投資家は、急騰しても疑心暗鬼になっている者が多い。
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また下げられたらどうしょう?不安が先に立って駆けだせないでいる。
そんな時、ふるい落としには絶好の「ウクライナ危機」が起きた。
メディアも一緒になって針小棒大、焚き火にガソリンをかける報道ぶり。
ドル安円高、日経爆下げに条件は整った。(▼▼メ)は大喜びで仕掛けを行う。
世界の株式市場の中で日経だけが馬鹿げた大安値を付けた。
枯れたススキが風に揺らいだだけで「お化けが出た~!」と逃げるありさまだ。![]()
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メデイアを信じてはいけないとあれほど言っても聞く耳持たぬ慌てよう。
うろたえ慌てる獲物は(▼▼メ)の絶好の対象になる。
投げ売られる安い株はごっそり買い取られてしまう。いつもの光景がまた起きた。株式市場では学習能力が乏しい投資家が多く存在しているみたいだな。
3月3日にウクライナ危機を煽って101円20銭の安値でドル売り円買いが起きてその4日後、3月7日にはドルは103円70銭の高値を付けた。わずか4日間で2円50銭もの大幅上昇だった。
ウクライナ危機が発生する以前よりもドルが高くなった。株価が回復したのも同じ動きだった。
そんな馬鹿な事が……と誰もが嘆いても、馬鹿な事が起きるのが株式市場と言うところ。
いちばん愚かなのは(▼▼メ)の煽り手に乗って安値で損切り投げ売った人達だろう。
「耳年増」は株式市場では損を出す部類に多とか。
株価急落、暴落時には「チャートだけを見つめる」「myルールに従って行動する」
これだけを守っていればいいのに、メディアの報道に右往左往する姿は可笑しくもあり哀れでもある。