NHKの朝ドラ「ごちそうさん」が焼夷弾で焼かれた大阪の街を映していた。
出演者全員が戦争を体験していない戦後生まれの人達だ。中には平成生まれの出演者も多かった。
今日は焼け跡の闇市で商売を始める場面だった。
確か昨日は焼け尽くされた筈の街の風景だったが、一目見て感じた印象が「きれい過ぎ」。
焼夷弾で焼き尽くされた実際の街ならば家々は灰燼(かいじん)に帰し、それこそ灰と炭と焦げた木材だらけだった。
通りにはいたるところに焦げた死体がところ構わずゴロゴロ転がっていたんだよ。
そんな中を今は高齢の義母は逃げ惑って脱出したと語っている。
NHKの朝ドラの役者はきれいな和服を着てモンペだっていつも新品だ。![]()
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民間人が着る軍服(国防服)だってピカピカで全然汚れていない。
テレビで映されている風景はただ壊れた家屋だけであって、焼夷弾攻撃で焼け尽くされた街の風景とは程遠かった。
戦争を知らない世代がプロデュースする番組は実感力がないな~![]()
それでも杏ちゃんはよく演技をこなしている。ファッションモデルが本業なのに今では立派な役者になったものだ。
毎朝8時が来たら婆さんとテレビを楽しみにしている。
高齢者の一日は「起きる」「部屋をのぞきに来る」←(生存確認作業なのだ)「朝飯」「朝ドラを見る」。
9時から私はPCの前に座り、婆さんは畑に出る。
昼が来たら「昼飯」![]()
。12:30分から私はPCの前に座り、婆さんは畑に出る。
時折婆さんに畑か田んぼに呼び出される。![]()
農作業が早めに終わると「水戸黄門」か「遠山の金さん」を見る。![]()
夕方が来たら「晩飯」「風呂」
。会話はほとんどなし。孫の話か 誰それが死んだとかの話だけ。
今日の儲けは?と聞かれる。
「損した」と言ったらおかずの数が減っていた。![]()
風呂が終わると婆さんは自分の部屋へ行って寝る。
私はPCの前で為替とみんかぶを楽しむ。一日が終わる。(--;
何の変化もなく時間だけが過ぎ去って行く。残りの寿命が短くなって行く。おわり。![]()