日経平均は小幅続伸。小高い水準で推移するものの、先物の小口売りが相場の重しに。
2日の東京株式市場の日経平均は小幅続伸。前日比43円77銭高の1万5369円97銭となりました。
寄付きでは、前日の米国株式市場でNYダウが過去最高値を更新したことなどを受け投資家心理が改善し、朝方の外国為替市場で円相場が円安方向へ推移したことが好感され、買い優勢となりました。取引開始前に日銀が企業の1年後の消費者物価指数見通しが平均で前年比1.5%上昇だったと発表しましたが、市場の反応は限定的となりました。ただ、短期的な加熱感もある為、利益確定目的の売りが上値を抑える展開となりました。また、前日に日銀が発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)が市場予想を上回ったことで機械株などに資金が流入しましたが、朝方からの利益確定売りに上値を抑えられ、上げ幅は限定的となりました。
後場に入り、中国市場で上海総合指数が下落したことが嫌気され、株価指数先物に小口の売りが出たことで現物株の上昇を抑え、上げ幅をやや縮小しました。ただ、米ハイテク株の上昇を受け、関連の小型株が上昇しており、底堅い展開となりました。その後も高い水準での揉み合いとなりましたが、中国市場で上海総合指数が下落していることが重荷となり、やや上値の重い格好で東京株式市場は大引けを迎えました。
◆日経平均:1万5369円97銭(前日比+43円77銭)
◆東証1部売買代金:1兆9627億円
◆東証1部出来高:22億9386万株
◆値上り銘柄数:939銘柄
◆値下り銘柄数:703銘柄
◆変わらず:173銘柄
◆年初来高値銘柄数:300銘柄
◆年初来安値銘柄数:3銘柄
◆TOPIX:1,280.78ポイント(同+4.70ポイント)
◆JASDAQ平均:2,182.47円(同+8.51円)
◆マザーズ指数:925.88ポイント(同+2.43ポイント)
為替レート 米ドル/円:101.60 +0.07〔+0.07%〕
米ドル/円:101.60 +0.07〔+0.07%〕
ユーロ/米ドル:1.37 0.00〔-0.04%〕
ユーロ/円:138.92 +0.04〔+0.03%〕
ポンド/円:174.23 +0.12〔+0.07%〕
豪ドル/円:96.04 -0.38〔-0.40%〕
NZドル/円:88.94 -0.14〔-0.16%〕
カナダドル/円:95.51 +0.01〔+0.01%〕
スイスフラン/円:114.42 +0.03〔+0.02%〕
香港ドル/円:13.11 +0.01〔+0.08%〕
南アフリカランド/円:9.53 +0.01〔+0.09%〕