日経平均は小幅反落。手掛かり材料難の中、米雇用統計の発表を控え薄商い。
3日の東京株式市場の日経平均は小幅反落。前日比21円68銭安の1万5348円29銭となりました。
前場では、前日の米株高の流れを受けて買い優勢で始まりましたが、買い一巡後は利益確定売りが先行しました。日本時間今晩に6月の米雇用統計が発表される為、結果を見極めたい投資家の様子見ムードが強まったことや、東証1部の騰落レシオが「買われすぎ」とされる120%を上回り続けていることが売り要因となりました。11時頃には安倍晋三首相が、北朝鮮に対する日本の制裁措置を一部解除すると表明しましたが、相場への反応は限定的となりました。
後場寄りでは、前場からの流れを受け前日終値を挟んだ揉み合いが継続し、プラス圏に浮上する場面もみられました。ただ、国内に目立った手掛かり材料が見当たらないほか米雇用統計を控えていることから買いは続かず、再びマイナス圏に転落しました。
その後は下げ幅をやや拡大。投資家の様子見姿勢が依然として強く、円相場が朝方に比べ下げ渋ったことで輸出関連の一角がやや下げ幅を広げ、相場の重荷となりました。また、前日まで3日続伸したことによる利益確定売りが根強く、また、手掛かり難で薄商いとなり、東京株式市場は大引けを迎えました。
◆日経平均:1万5348円29銭(前日比-21円68銭)
◆東証1部売買代金:1兆7415億円
◆東証1部出来高:19億3195万株
◆値上り銘柄数:705銘柄
◆値下り銘柄数:954銘柄
◆変わらず:155銘柄
◆年初来高値銘柄数:201銘柄
◆年初来安値銘柄数:4銘柄
◆TOPIX:1,278.59ポイント(同-2.19ポイント)
◆JASDAQ平均:2,181.62円(同-0.85円)
◆マザーズ指数:920.44ポイント(同-5.44ポイント)
アジア各国の株式市場 シンガポールはプラス圏で推移
香港ハンセン指数:23,521.54 -28.08〔-0.12%〕
中国上海総合指数:2,061.09 +1.67〔+0.08%〕
台湾加権指数:9,532.99 +48.03〔+0.51%〕
韓国総合指数:2,009.92 -5.36〔-0.27%〕
シンガポールST指数:3,277.27 +13.36〔+0.41%〕
インドセンセックス指数:25,928.26 +87.05〔+0.34%〕
インドは続伸スタート
香港ハンセン指数:23,526.06 -23.56〔-0.10%〕
中国上海総合指数:2,061.09 +1.67〔+0.08%〕
台湾加権指数:9,523.75 +38.79〔+0.41%〕
韓国総合指数:2,009.92 -5.36〔-0.27%〕
シンガポールST指数:3,278.04 +14.13〔+0.43%〕
インドセンセックス指数:25,910.06 +68.85〔+0.27%〕
現在の為替レート NZドル/円:89.26 -0.03〔-0.03%〕
米ドル/円:101.85 +0.08〔+0.08%〕
ユーロ/米ドル:1.37 0.00〔-0.07%〕
ユーロ/円:139.03 +0.02〔+0.01%〕
ポンド/円:174.76 +0.05〔+0.03%〕
豪ドル/円:95.50 -0.62〔-0.64%〕
NZドル/円:89.26 -0.03〔-0.03%〕
カナダドル/円:95.43 +0.01〔+0.01%〕
スイスフラン/円:114.51 0.00〔0.00%〕
香港ドル/円:13.14 +0.01〔+0.07%〕
南アフリカランド/円:9.48 +0.02〔+0.19%〕
[ドル円] 101円90銭台維持できない一方、101円85銭のレベルは堅い 米雇用統計待ちの展開へ
ドル円は一時101円93銭近辺まで上昇したが、101円90銭台は維持的できていない。一方、101円85銭のレベルは堅い。米6月雇用統計への強気見通しが下値をサポートする一方、米雇用統計はフタを開けてみないとわからない統計であり、過去にも期待外れを何度も経験している。上値追いにも警戒感が怠れない。