1月17日は巨大地震が阪神神戸の人口密集地を襲った「阪神神戸大地震」から20年になる。
関連死者を含めると1万人が死亡したと言われている。
当時3番目の息子が神戸に住んでいて、報道される地震の惨状に驚愕したが、連絡網が断たれ随分心配したものだった。幸い息子の住む所は無事だったが親しい友人の家が倒壊し、救助に駆け付けるもなすすべもなく、消防も機能せず来れず、友人は亡くなった。
神戸は距離的にも比較的近く過去何回も訪れた街だった。三ノ宮や西ノ宮などの街並みや建物も記憶にあった。その街が一瞬にして廃墟となり、いたるところで火災が発生し、天を覆う黒煙立ち上る地獄と化した。
黒煙と異臭が街を覆い、かつて通った高速道路が倒壊する様には絶句するのみであった。
その後、日本では中越地震、中越沖地震、岩手宮城内陸地震などが起きた後、遂に世界最大級のM9クラスの「東日本巨大地震」が発生し、2万人近くの死者を数える大惨事となった。
首都圏は日本の人口の1割が集中する最大の人口密集地だ。
関東地方の地下に巨大な地震エネルギーが高まっていると言われている。
M7.3の神戸でさえあれ程の被害が起きた。首都圏でもしM9 級の地震が起きたらと想像すると生きた心地がしない。
最近では長野県白馬地域で50棟以上が倒壊する地震が起きた。着実になにかが起きようとしている不気味さを感じる。
つい最近京都大学のある教授が、人々の注意がそれている日本海側地域、特に山陰の鳥取県や島根県地方でもM7 クラスの大地震が起きる可能性を指摘していた。要するに日本列島で安全と言われる地域はないと言う事だった。
島根県や福井県の日本海沿岸地域は日本最大の原発集中立地地域だ。地震と大津波の発生からは逃れられない。
株式市場や為替市場とて突発的脅威にさらされた。
先週発生した「スイスフランショック」だ。誰も予想していなかった。
徐々にその損害の実態が明らかになりつつあるが世界的に巨額の損害が出て来ている。
明日からの株式市場が無事に展開する事を望むしかない。人間の力とは結局「お祈り」する程度なのか。
阪神神戸大地震から20年、東日本大地震から間もなく4年。
亡くなられた方々に深い哀悼の意を表したいと思います。黙とう(--)