アジア通貨危機時の2倍近い見通し「韓国の若者失業率9.5%」
韓国メディアの報道では、韓国の2015年の若者失業率が9.5%に達する見通しで、過去18年で最悪の数値だと報じた。
このまま雇用の需要と供給のバランスが崩れた状態が続けば、今後3年の失業率は改善されないと指摘。2017年には10.2%に達すると分析している。
若者の失業率の原因について報告では、大学入学の敷居が低くなり多くの大学生が誕生し、雇用における大学生の供給が過剰となったことや、定年退職の年齢引き上げにより雇用の需要が減ったことを挙げている。
さらに最近のMERS感染で海外からの旅行者が8割減となるなど、来期の経済見通しが大幅に悪化する模様。
韓国統計庁が5月19日発表した資料によると、就職経験のない20~30歳代は、4月末時点で9万5000人に達した。2003年の9万7000人以来となる高水準で、失業者全体に占める割合は15.1%に上った。うち20歳代が8万9000人だった
韓国の若年失業率は過去最悪に=「何で悪いことばかりが過去最高なの?」「実際はもっと深刻な状況」―韓国ネット
韓国40代の就職事情にも異常事態=「私は無職歴5年」―韓国ネット
韓国・毎日経済は、若年層だけでなく、40代の就職市場でも異常事態が発生していると伝えた。就業者数が3カ月連続で減り続け、減少幅も大きくなっているという。