従来の2倍の出力の燃料電池を開発

トロンボーンさん
トロンボーンさん

新開発の燃料電池スタックは、これまでカーボン製だったセパレーターを薄い金属製に変えて、全体の体積を68リットル(従来は90リットル)に小型化。
 さらに、主要部品の膜電極接合体(MEA)を改良して出力を130kW(同90kW)に増やした。これにより、小型でありながら発電能力の高い燃料電池システムを実現できるため、大型車両への搭載が可能になる。
また、電極の触媒層構造を見直すことで、白金の使用量を従来比2分の1に削減し、触媒の耐久性も高め、低コスト化と長寿命化も実現。
実際の車両を使った実験は、2008年末より行う。

 実験車両に搭載しているリチウムイオンバッテリーは、同社とNECの合弁会社、オートモーティブエナジーサプライが製造した。電気自動車には高容量タイプ、ハイブリッド車には高出力タイプを使っている。

トロンボーンさんのブログ一覧