2008年9月期の連結経常利益が前期比20％減の41億円となる見通しと発表した。

検索連動型広告などが伸び、減益幅は従来予想比で11億円縮小する。

期末配当を従来予想の500円から200円増やし、年間配当は（前期は1000円）とする。
戦略事業のブログ（日記風の簡易型ホームページ）関連事業は営業赤字が続く見通し。

　売上高は従来予想を38億円上回る、12％増の850億円。金融や人材関連などを中心にネット広告の取り扱いが増える。
検索連動型広告のほか、顧客サイトの検索表示順位を改善するＳＥＯ（検索エンジン最適化）なども拡大する。

　純利益は従来予想と同じ前期比50％減の10億円。出資先の証券会社株など投資有価証券評価損（6月末時点で8億8500万円）を特別損失に計上する。

　経常減益となるのは、前期に投資育成事業でミクシィ株の売却額（73億円）を売り上げ計上したため。今期の投資育成事業の営業利益は10億円と、前期の69億円から大幅に減少する。

　同日発表した2007年10月―08年6月期業績は、経常利益が前年同期比5％増の35億円、売上高が13％増の638億円だった。投資育成事業はミクシィ株の売却がなくなり62％減ったが、ネット広告代理事業は23％増の307億円だった。