今週にも、インフルエンザと同じ、15分くらいで結果が出る簡易キットが認可されるとのこと。
問題は第一に、十分にキットの量が用意されているのか。第2に、すべての医療機関で検査が許可されるのか、制限されるのか。第3に唾液を使うことが許されるのか。第4に性能は問題がないのかということ。
性能に関しては、擬陽性率と、偽陰性率がどのくらいあるかである。
インフルエンザの場合、偽陽性率は調べたことがないので分からない。偽陰性率は、インフルエンザ流行時で30%ぐらいあると思っているが、2日連続で検査すると10%以下になる。要するに症状発現後早期はウィルス量が少なく陰性となるからである。
コロナも場合もウィルス量が少ないと陰性となる、では2回目は何日後が望ましいかは、今は分からない。
さて、PCR検査数が他国と比べ少ない中で、コロナ陽性者は減少してきている。陽性率も下がってきている。この状況で、検査をしても、陽性率が低く、多くの検査が陰性となり、効率が悪い。
しかも、陰性は感染していないということではない。
国民が、安心して暮らすために陰性を確認することは意味はあるが、コストがかかりすぎると思っている。
ただ、コロナ収束の時期を予測するには、すでに何%の国民が感染しているか知ることは重要である。