NYタイムは、米失業保険関連の数値ほか、経済活動の先行指標となるニューヨーク連銀やフィラデルフィア連銀の製造業景気指数が発表となる。リスクセンチメントの動向に影響を与えやすい米エネルギー省(EIA)週間在庫統計の発表も予定されている。
そのほか、クオールズ米連邦準備理事会(FRB)副議長や2020年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を持つカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁ほか、多数の地区連銀総裁の講演があり、FRBの景況・物価判断や金融政策の行方に関するヒントも得られそう。
ただ、為替は本日からの欧州連合(EU)首脳会議を受けた欧州通貨の局所的な動きなどにとどまり、全体的には強い方向感を持ちにくい状態が続くか。基本的に米大統領選の決着をみるまで、この地合いが継続しそうだ。
米大統領選についても、投票終了や即日開票時点では郵送票の取り扱いをめぐる混乱で、最終的な結果がなかなか出ないとの思惑が強まっている。不透明感を嫌気した下向きのリスクを気にしつつも、本日時点でドル円に明確なトレンドをともなう動意を望むのは難しい。(FXニュース)
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、12日高値105.85円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、9月21日から10月7日の上昇幅に対する61.8%押し104.81円。