【NQNニューヨーク=古江敦子】8月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落して始まった。午前9時40分現在は前日比40ドル78セント安の3万5359ドル06セントで推移している。月末とあって、8月に入り上昇基調にあったハイテク株の一角に持ち高調整や利益確定を目的とした売りが優勢となっている。
スマートフォンのアップルとソフトウエアのマイクロソフトが売られている。スポーツ用品のナイキや映画・娯楽大手のウォルト・ディズニーも安い。米原油先物相場の下落を受け、石油のシェブロンも下げている。
一方、8月に入り下落が目立っていた航空機のボーイングが上昇している。飲料のコカ・コーラなどディフェンシブ株の一角も上昇している。
ダウ平均の構成銘柄以外では、ビデオ会議システムの米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが大幅安で推移。30日夕に2021年5~7月期決算と併せて発表した8~10月期見通しが市場予想に届かず、売られている。(日経デジタル)