◆ さらに“上抜け” - 一気に“152円台”へ
注目の「米CPI」を控えた“様子見ムード”が広がる中、“前日の流れ”は昨日も引き継がれました。
このため米10年債利回りが“上昇(→4.24%)”する中、ポンドを除く主だった通貨に対して“ドル買い”が進行しています。
このためドル円にも買い圧力がかかる格好となり、“200日移動平均線(昨日は151.989円)”を上回ると、NYタイム中盤にかけて“152.192円”へと駆け上がるに至りました。
もっとも前記“様子見ムード”は如何ともしがたく、“さらなる上値模索”は抑制されています。
こうして次第に“利益確定売り”が目立ち始めると、本日東京タイムにかけて“151.70円水準”へと押し戻されていますので、“上値の重さ”が意識されているともいえそうです。
◆ リスクは“巻き戻し(さらなるドル買い)”だが・・・? - 米CPI
こうした中、いよいよ本日はその「米CPI」が発表されます。
事前予想は“総合は前月より伸び拡大/コアは同水準”が想定されていますので、この数値との“乖離具合”がポイントということになりそうです。
短期金融市場を見ると、「米12月利下げ」を“90%弱”の確率で織り込んでいますので、リスクとすれば“その巻き戻し(上振れ→ドル買い)”の場合と考えられます。
ただ「米12月見送り」となるには“かなりの上振れ”が必要と見られるだけに、“多少の上振れ”程度では…?
◆ 明確に抜け切れるか・・・!? - “200日移動平均線”
テクニカルを見ると、やはり冒頭で記した“200日移動平均線(本日は150.012円)”がポイントと見られます。
明確に上抜けると“さらなる上値模索”が期待される反面、このまま押さえられると“目先の上値確認”と捉えられかねない分水嶺…。
発表までは“動きづらい(揺れ動き)”、発表後に“動意づく”を想定しつつも、“決め打ち”することなく、“臨機応変”に対応したいところです。
個人的には“後者(目先の上値確認)”の可能性を鑑みながら・・・。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
153.753(ピボットハイブレイクアウト)
153.226(11/27高値)
153.115(11/20~12/3の61.8%戻し、週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値5:153.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:152.695(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
上値3:152.467(20日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値2:152.260(11/20~12/3の50%戻し)
上値1:151.192(12/10高値)
前営業日終値:151.954(200日移動平均線、大台)
下値1:151.765(50日移動平均線)
下値2:151.522(12/6~12/10の23.6%押し)
下値3:151.353(12/3~12/10の23.6%押し)
下値4:151.215(50週移動平均線、ピボット1stサポート)
下値5:151.107(12/6~12/10の38.2%押し)
151.000(大台)
150.902(12/10安値)
150.834(12/3~12/10の38.2%押し)
150.772(12/6~12/10の50%押し、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
150.414(12/3~12/10の50%押し、12/6~12/10の61.8%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
《10:50》
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