◆ 「真空地帯」を難なくクリア… - “149円前半”へ急落
「日銀早期利上げ観測」が継続する中、昨日は「弱めの米経済指標」等を背景に米10年債利回りが“低下(→4.48%)”しました。
このため円が主要通貨に対して“最強通貨”の地位に上り詰めたのに対して、ドルは“最弱通貨”の地位に甘んじています。
こうしていわゆる「真空地帯」をすんなりと突き抜けたドル円は、“大台(150円ライン)”を下回ると“24/12/6以来水準(149.395円)”へと値を落としています。
この下げ幅は“24/11/27以来最大(2.028円)”でしたので、まさに“急落”といっていい動きだったといえます。
その分だけ“下落往き過ぎ感”は台頭しやすく、「日本3連休を控えた週末」というスケジュール感を踏まえると、目先は“巻き戻し”先行と考えるのが妥当なところです。
◆ 目先“巻き戻し”先行とは見るが…?
ただし前記した“昨日安値付近”に主だった下値メドは見当たらず、次なるは“24/12/3安値(148.636円)”というのが実状でもあります。
それでいて「日銀追加利上げ観測」を後押しする材料は続く一方で、「米景気減速」を示す経済指標も目立ちつつあります。
そうなると“円買い(戻し)”には“一定以上の安心感”が台頭しやすいと見られる中、過熱感のみで“底打ち→反発”を期待するのはやはり無理があるといわざるを得ない・・・?
スケジュール感+過熱感を踏まえた“巻き戻し”が先行するとは見ますが、やはり「上値では叩かれる」と見つつ、神経質なマーケットと対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
151.423(2/20高値、2/12以降の下落に対するの38.2%戻し)
151.190(-1σ)
151.098(週足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
上値5:150.883(ピボット1stレジスタンス)
上値4:150.766(月足・一目均衡表転換線)
上値3:150.580(2/12以降の下落に対するの23.6%戻し)
上値2:150.335(20月移動平均線)
上値1:150.000(大台)
前営業日終値:149.599
下値1:149.352(24/12/6安値、2/20安値、-2σ)
下値2:149.227(週足・一目均衡表基準線)
下値3:149.000(大台)
下値4:148.855(ピボット1stサポート)
下値5:148.636(24/12/3安値)
148.401(24/10/11安値、100週移動平均線)
148.328(24/10/10安値)
148.111(ピボット2ndサポート)
148.020(24/10/9安値、大台)
《10:55》
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