◆ “揺れ動き”も“方向感定まらず”は健在
“1か月間延期”としていた「カナダ・メキシコへの25%関税」について、トランプ大統領は突如として“3/4実施”と表明しました。
また中国に対しては“10%上乗せ”と述べるなど、再び「トランプ関税」に振り回される展開となっています。
これが「米インフレ懸念」「世界経済に悪影響」との見方につながり、センチメントは“リスク回避”に揺り戻されています。
こうして“短期的な往き過ぎ”を修正する動きにて“150.156円”へと反発していたドル円は、再び“149円台”に押し下げられているのが実状となります。
◆ あくまで“結果次第”となるが…? - 米PCEコア・デフレータ
このため「トランプ関税」に関する続報が、本日のメインテーマになると見られます。
そしてこれは「米利下げ観測」を後退させ得る要因ともなるだけに、“金利選好→ドル買い”となる可能性を秘めているともいえます。
そうなると“ドル買い(戻し)”がもう一段進行する可能性は否めない…?
ただ本日はFRBが注目する「PCEコア・デフレータ」が予定されていますが、事前予想は“伸び鈍化(前年比+2.6%)”が見込まれています。
そうなると“ドル買い一辺倒”になりづらい地合いといわざるを得ず、それでいて“先行き不透明感”ばかりが前面に押し出されるマーケット環境でもあります。
もちろん「米追加利下げなくとも米経済は健全」との思惑が再燃すれば、こうした見方は払拭される可能背はゼロではありません。
それでも直近の芳しくない米経済指標を見る限りは…?
いずれにしても“結果次第”ということになりますが、本日に関しては“上値の重さ”を引きずると見ておく必要がありそうに思います。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
151.098(週足・一目均衡表先行スパン下限)
150.944(2/12~2/25の38.2%戻し、ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値5:150.731(2/21高値、月足・一目均衡表転換線)
上値4:150.433(日足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値3:150.304(2/25高値、20月移動平均線)
上値2:150.156(2/27高値)
上値1:150.000(大台)
前営業日終値:149.797
下値1:149.693(-1σ)
下値2:149.227(週足・一目均衡表基準線)
下値3:149.000(大台、ピボット1stサポート)
下値4:148.739(2/27安値)
下値5:148.629(2/26安値)
148.557(2/25安値、100週移動平均線)
148.401(24/10/11安値)
148.328(24/10/10安値)
《10:55》
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