【QAあり】Link-Uグループ、グローバル展開に意欲 中東市場調査のほか、北米向けプラットフォームは公開に向け最終フェーズへ
目次

松原裕樹氏:Link-Uグループの決算説明をご視聴いただき、誠にありがとうございます。代表取締役グループCEOの松原です。本日は、スライドの目次の内容に沿ってご説明します。
グループパーパス

まず、当社のパーパスについてです。「あらゆる価値を解放し、ココロ震える体験を世界に。」というパーパスを設定し、日々事業に邁進しています。
この言葉には、テクノロジーと表現力でまだ世にない新しい体験を作り出していこう、育てていこうという意志を込めています。
パーパス達成プロセス

パーパス達成プロセスとして、2026年度中期経営計画を発表し、そこに向けて中核事業戦略を中心に日々事業に取り組んでいます。その進捗について本日ご説明します。
連結業績概要

まず、第3四半期の連結業績についてです。第3四半期単体の売上は10億5,600万円、営業利益はマイナス2,400万円といった着地になっています。事業自体は拡大を継続しており、売上は前年同期比で35パーセント成長しています。
一方で、収益性の高い事業は減速傾向にあり、営業利益は予算に対して未達になっている状況です。ここの改善策と状況については個別に詳細をご説明します。
サービス別業績

サービス別の業績についてです。マンガサービス、マーケティング事業、制作事業と3つの事業に分かれていますが、各部門で前年同期比44パーセントから16パーセント増と、バランス良く売上成長は実現できているのではないかと捉えています。
マンガサービス業績

個別の詳細を見ていきます。まず、マンガサービス部門の業績についてです。
マンガサービスについては、昨年の第4四半期にビューンのサービスの売上を取り込んだところで大きく跳ねていました。そこから四半期での売上は若干下降し続けています。これに関しては、ユーザー獲得の鈍化が1つの大きな要因だと捉えており、現在テコ入れを実施しているところです。
第3四半期自体は季節要因が非常に大きい期でもあり、ふだんからどうしても年間を通して一番売上が低くなる傾向にあります。ただし、次の第4四半期以降を成長基調に戻していくためには、やはり効率良くユーザーを獲得していく必要があると考えています。そこに向けた施策の再構築を現在実行しています。
現在発表している中期経営計画については、四半期での売上目標を7億円と設定しています。これに関しては今1億円の差分があり、そこはしっかりと十分に埋められると考えています。
マーケティング業績

マーケティング部門の業績についてです。こちらは非常に今回影響が大きかった部分で、第3四半期の売上は、第2四半期の半分近くになっています。
要因としては、ファン共創型マーケティングにおいて、主要取引先の案件が一時的に休止したことで、この四半期で大きく減収しています。こちらは一時休止であり、案件再開に向けて動いていますが、並行して営業強化または業務提携を推進することで、顧客ポートフォリオをしっかり作っていくことにも注力しています。
中期経営計画については、四半期での売上目標として5億円を掲げています。まずは、ファン共創型マーケティングで今回ビハインドしてしまった部分をしっかりと取り戻していった上で、それ以外の顧客をしっかりと作り、案件のポートフォリオを作っていくことが非常に重要だと考えています。
制作業績

制作部門の業績についてです。第3四半期の売上は、技術開発とコンテンツ開発の両方が、第2四半期からへこんでいるかたちです。
まず、技術開発に関しては、案件が第4四半期にかなり偏っているところがあります。その影響で、四半期で見ると売上が小さくなっています。
案件のパイプラインは、今までにないほど多くの案件の引き合いをいただいています。そこに関しては、単純に計上タイミングの問題かと考えています。
コンテンツについては、ヒット作の連載休止が大きく影響しています。今はヒット作の次章の原作を作っているタイミングで、そこに向けて準備する期間のため、どうしても作品の更新がなく売上が立ちません。こちらも一時的ではありますが、売上の減少につながった大きな要因となっています。
中期経営計画では、制作部門の四半期の売上目標を4億円と掲げており、現在2億5,000万円といったところです。
案件のパイプラインは十分確保できており、公開する作品数というKPIをしっかりとこなせています。ここに関しては、しっかりと継続的な作品の更新ができれば、十分到達できると考えています。
四半期営業利益分析

四半期での営業利益の分析です。まず、売上と売上連動費用がほぼ同額で上がっています。こちらに関しては、利益率の高いプロジェクトに一部停滞があり、それ以外で伸びた部分の利益率がそれより低く、売上の増収と費用の部分で相殺されていることが、まず大きなポイントになっています。
それ以外では、海外で今後新しく進めていく事業に向けた人員確保による人件費の増加、そして資本業務提携等のあらゆる新しい動きに対するDD費用、スポットでかかってくる費用といったものを計上し、最終的に営業利益はマイナス2,400万円になっているという内訳です。
計画に対するKPI進捗

計画に対するKPIの進捗についてご説明します。まず、総合書店サービスの売上です。前期が11億9,000万円、今期14億5,000万円の目標に対して現在9億1,000万円となっています。
保有サブスクユーザー数は、17万5,000件の目標に対して現在9万7,000件です。
ファン共創型マーケティングは、月1億7,000万円の目標に対して現在、月7,000万円です。ファン共創型マーケティングの差分が非常に大きいため、先ほどお伝えした対策を迅速にしっかりと実行していこうと考えています。
また、保有サブスクユーザー数と総合書店サービスについても、ユーザーの獲得とマーケティング効率をしっかりと上げていくことが目標達成につながっていくと考えていますので、やはりマーケティング部門のポートフォリオ構築を愚直にこなしていくことが非常に重要だと考えています。
計画に対するKPI進捗

それ以外のKPIについてご説明します。スライドは制作部門です。オリジナルマンガ、オリジナルWebtoon、そしてグローバルに流通する作品数をKPIに置いたものです。
オリジナルマンガについては、今期計画9作品に対して現在7作品で、計画どおり作品公開できる状況です。Webtoonについては、今期計画8作品に対して現在6作品という状況です。
グローバル流通については、今期計画30作品に対して現在18作品です。こちらも期中には計画どおり30作品に到達する予定で、現在配信計画を進めています。
予算修正

現在の業績を踏まえて、予算修正を本日発表しました。売上収益は、当初予算52億7,200万円のところ、修正予算は48億2,000万円とします。営業利益は、当初予算7億1,700万円に対して、修正予算は3億6,600万円とします。修正要因としてはスライドに記載の3点が非常に大きく影響しています。
1点目の要因は、インフルエンサーマーケティング事業において、今年1月以降、主要取引先の案件が一時休止しており、この影響が非常に大きかったということです。
足元としては、当然その案件の再開に向けて動き出しているのはもちろんのこと、新規顧客を開拓し、またあらゆるジャンルのお客さまをしっかりと獲得していくことで、1つの案件に対する比率を下げてポートフォリオをしっかりと構築していこうと考えています。
2点目の要因は、国内マンガサービスにおいて、ユーザーの獲得が思ったように進まなかったため、この売上の未達が続いてしまったことです。
こちらについても、作品数の増加とユーザー獲得の効率化の両軸で進めていくことで、しっかりと予算を達成できるような動き出しを現在進めています。
3点目の要因は、北米向け新プラットフォームの公開が延期となり、当初の想定よりも非常に時間がかかってしまっていることです。
そのため、売上計上が見送られているという部分と、そこに対するチームの維持コストが当初予算になかった部分になり、予算外のコストとしてP/Lに響いてきたところが修正要因となっています。
こちらについては、予算修正で我々としてはしっかり反省しつつ、現在発表している中期経営計画をどのように達成していくかに目を向けて、自分たちのアクションを起こし、最終的には計画達成を行っていこうと考えています。
マンガサービス|総合書店サービス

各サービスにおける直近の取り組みについてご説明します。まずは総合書店サービスについてです。「ゼブラック」というサービスにおいて、小学館作品5,000冊以上が配信を開始しました。
人気タイトルの追加、作品の増加を行うことによって、ファンの方へさまざまな選択肢を提供できるようになりました。滞在時間、課金率、サービスの利用頻度に影響してきますので、非常に大きな効果を期待しています。
もちろん今後小学館以外の出版社の参画も予定していますので、どんどん作品を増やしていき、しっかりと総合書店サービスとしてのプレゼンスを積み上げていこうと考えています。
マーケティング|Web・ファン共創型マーケティング

次にマーケティング部門です。特にファン共創型マーケティングについてです。
従来は基本的にゲームのパブリッシャーをメインのお客さまとして直接取引し、案件を進めていました。今回案件が一時休止している部門ではありますが、これを次にどのようにしていくかといったところで、まずは新しい領域、スポーツ・観光・美容品・食品と大きな市場のマーケティングを捉えていこうと考えています。
また、ゲーム部門においても、現在クライアントと直接取引していますが、パイプラインをしっかり広げていく必要があると考えています。
先日発表したアクティブゲーミングメディア社との業務提携もその1つですが、翻訳ゲーム会社とのパイプラインを考えています。
翻訳会社というのは、いち早くローカライズやマーケティングのスケジュールや情報をつかみます。そこに対して我々もしっかりと連携し、パイプラインの確保につなげていくというのがまず1つです。
もう1つは、ゲームメディアとの連携です。こちらも新しい大きなアップデートや新しいゲームの公開という情報をいち早くつかんでいる業態です。そのような企業と連携することで、我々も適切なタイミングでマーケティングのご提案ができるため、パイプラインの積み上げ、ポートフォリオの作成につなげていけると考えています。
制作|システム開発

制作部門についてです。まず3つの事業を作成し、それらを連動しながら、段階的な成長戦略を策定して現在推進しています。
まずは、既存サービスであるマンガサービス事業の開発・運営の部分です。そして、派生として、今までマンガパブリッシャーと進めてきたような共創型プロジェクト事業です。「Business×Tech×Design」をワンストップで提供することで、新しい収益基盤を作っていきます。
また、その領域をさらに越えた新規事業です。AIを使った部分や今までにないような新しい領域を、我々の今までのノウハウや技術力を活かして生み出していきます。
この3つの事業を軸に、現在システム開発の規模拡大を進めています。
制作|マンガ・Webtoon

コンテンツ制作の部門についてです。こちらはヒット作を継続的に生み出すための体制作りを現在強化しています。
マンガ制作を行うコンパスにおいては、現在イベントに出展してしっかりと作品を確保したり、作家とのパイプラインを作ったりといった活動を継続的に行っています。
また、Webtoonの制作会社においては、原作大賞を開催し、継続的に良い原作を確保して新しい作品を世の中に生み出せるようなサイクルを現在策定し、実行しています。これにより、ヒット作品の創出を再現性のあるかたちで実現する仕組みを構築していきます。
制作|リリーススケジュール

こちらのスライドは、作品のリリーススケジュールです。現在、マンガにおいては1作品をリリース予定、Webtoonの配信についても2作品以上の流通と制作を予定しています。
企業価値最大化に向けたグローバル展開

グループ包括アクションのご説明に移ります。まず、企業価値最大化に向けたグローバルの動きについては、大きく2つあります。
1つ目は中東での展開です。中東のマーケットは、非常にコンテンツとしても注目されているマーケットであり、実際にさまざまなIPを使った商業施設の建設が発表されるなど、さまざまな動きが出てきているマーケットです。
しかし、マンガを含めたIPについては、特にデジタルにおいて普及しきっている状況ではありませんので、未開拓のマーケットだと考えています。まずそこで中期展開で大きく市場を切り開けないかと市場調査を開始しました。
具体的には、Link-Uとして経済産業省の調査事業に採択されましたので、本格的にさまざまなパートナーとともに進行していく予定です。調査地域としてはサウジアラビアとアラブ首長国連邦を中心とした中東エリアの調査を行っていきます。
内容としてはコンテンツの創作と最新のデジタル技術を駆使したエンタメ事業や配信展開の可能性、マーケットのポテンシャルをしっかりと調査していきます。
これにより、まずこの新しい地域への本格進出に向けたノウハウの獲得と現地でのパートナーおよびネットワークの構築を行っていこうと考えています。
そしてもう1つは、北米向けの新プラットフォームの公開です。先ほどお伝えしたとおり、当初の予定よりは遅れてしまっていますが、現在は来期前半でのサービス開始に向けて、最終フェーズに移行しています。
また、あわせてIPのグローバル展開を推進する国内企業との、資本を含むさまざまな領域での提携も検討しています。こちらは最終的な準備段階にあり、公開に向けた最終フェーズに入っています。
こちらは北米を起点とした、IP価値の最大化につながるようなプラットフォームとして提供していきたいと考えています。それに加え、我々としてもしっかりと海外マーケットでの収益を立てるために、会社全体の事業ポートフォリオと収益ポートフォリオの確立を目指していきます。
AI活用戦略の推進

我々はAI活用の戦略も推進しています。実用性と倫理性の両面に配慮しつつ、会社全体でAI活用の検証を本格化しています。昨今はAIが非常に活況であり、我々もしっかりと効率を上げながら、アウトプット量を増やしていかなければいけないと考えています。
これについては、各部門で取り組みを行っています。マンガサービスにおいては、特に我々が出ようとしているグローバルな情報も含めたさまざまな業界について、さまざまなソースから情報収集を行い、レポーティングや分析をすることによってトレンドの傾向をつかむなど、さまざまな場面でAI活用の検証を重ねています。
マーケティング事業においては、デザイナーによる実験的クリエイティブ発散施策を試行しています。我々の業界では、クリエイティブそのものにAIを使うことはまだなかなか難しいフェーズにあります。
しかし、発散施策や背景での使用など、クリエイティブそのものをいじらない、周辺のさまざまな部分でAIの有効性を社内検証し、よりスピードアップしながらアウトプット量を増やしていくことにチャレンジしています。
制作事業の中でも、特に開発においてはコーディング業務にAIツールを本格導入し、現在さまざまな部分で活用を試みています。現在は、これによりコミット量が増えたのか、ソースコードの生産量が増えたのかを定点的にチェックし、生産性向上につながっているのかの精査を行っています。
成長加速に向けたグループ再編

成長加速に向けたグループ再編についてご説明します。グループでは、今回大きな動きがありました。リベラルマーケティングとアムリンクの株式譲渡を行う一方で、ビューンについては株式を取得し、完全子会社化しています。
我々としてどこに集中していくのか、事業間のシナジーをしっかりと見極め、成長領域にじっくりと経済資源をフォーカスさせる体制に変更しています。
おわりに

現在は中期経営計画のちょうど折り返し地点になっています。今回予算修正を行いましたが、ここについては私としてもしっかりと反省をし、改善を行ってしっかり取り組んでいこうと考えています。みなさまのご期待に沿えなかったことを大変申し訳なく思っています。
しかし、我々はパーパスの達成に向けて、今後北米、中東、東南アジアという海外の分野でしっかりと日本の武器であるIPを担ぎ、プレゼンスを出していきたいと考えています。
Link-Uとしてまだまだ挑戦し続けていこうと考えていますので、ぜひ変わらぬご支援をよろしくお願いします。私からの説明は以上です。ご清聴ありがとうございました。
質疑応答:ファン共創型マーケティングの一時休止中の案件の状況について
「ファン共創型マーケティングの主要取引先案件の一時休止の原因は何でしょうか? また、いつ再開予定でしょうか?」というご質問です。
クライアントさまからは当社のマーケティング施策に起因するものではないと共有を受けています。現在取引は一時休止となっていますが、完全停止してしまうことはないと想定しています。
質疑応答:リベラルマーケティングの減損処理について
「リベラルマーケティング株については減損処理をしていた記憶がありますが、買収の失敗ではないのですか?」というご質問です。
リベラルマーケティング株については、すでに発表していますが、減損処理を行っています。こちらの案件については、当然私としてしっかりと反省しなければならない点もいくつかあります。
事前の最終的なシナジーやフォーカス領域の確認、およびそのオペレーションに関する実効性の担保ができていなかった部分があったのではないかと考えています。
当然のことながら、社内で反省を行い、どのような部分が悪かったのが、次にどのようなところを活かせるのかをしっかりと会社の資産にしつつ、次につなげていく動きを取っています。
質疑応答:海外案件の開発遅延について
「海外案件の開発遅延の原因は何ですか?」というご質問です。
開発自体は順調に進んでいますが、さまざまな要因が絡んでいます。特にライセンスの部分では、当然我々が持っているコンテンツだけで行うものではありません。さまざまなパブリッシャーの資産やライセンスをお預かりしていることから、そこに対する動きを我々だけではなかなか決められない部分があります。その影響が非常に大きく、1つの大きな要因となっています。
質疑応答:ComikeyおよびStudio Moon6の連結化について
「以前、Comikeyの連結化を検討していると説明がありました。これはいつになりますか? また、Studio Moon6の連結化は行わないのでしょうか?」というご質問です。
Comikeyについては、現時点ではまだ連結していません。我々の関与度または株式率の変更があった時にしっかり連結していこうと考えています。そのため、現在は現行体制のまま事業の成長にフォーカスしています。
これについては、現在もしかるべきタイミングで連結を行いたいと変わらずに思っていますので、タイミングを見極めながら実施していく考えです。
また、Studio Moon6については現時点で連結化の予定はありません。ジョイントベンチャーの支援先である先方とも話し合っており、先方の意向もあり、当社との連結化は予定していません。
しっかりと良い作品を生み出し、その作品の流通等によって、さまざまな部分でグループ全体としてシナジーを出し、寄与していただくことを考えています。
質疑応答:プライム上場基準の達成について
「プライム上場基準を満たすには今の株価の3倍か4倍になる必要があります。具体的な説明をしてください」というご質問です。
我々が今取り組んでいることや取り組んでいこうとしていることについて、しかるべきタイミングで詳細に公開していくことで、我々のストーリーをしっかりとみなさまにお伝えし、企業価値がどのように変化していくのかを見ていきたいと考えています。そこに向けたアクションの準備は進めている状況です。
現段階では具体的にお話しできることがありませんので、発表できるタイミングまでお待ちいただきたいと思います。
質疑応答:保有サブスクユーザー数の計画達成見通しについて
「保有サブスクユーザー数の今期計画に対し、今四半期の実績が大きくビハインドしていますが、計画は間違いなく達成できるのでしょうか? また『ブック放題』『クマモリ』の現状を教えてください」というご質問です。
今四半期のビハインドについてはしっかりとキャッチアップしていこうと考えています。今期内にキャッチアップできるかは、第4四半期の動きを図っている状況であり、まだ明言できない部分ではありますが、各プロダクトの状況についてご説明します。
「ブック放題」については、現在toCとtoBの販路があり、toCの販路が計画に対してビハインドしている状況です。当初描いていた販路が想定したように開けられておらず、合意自体は得られているものの、さまざまな要因によりそこをアクティブにできていません。
その原因を取り除くための動きを進めており、解消見込みは立ってきていますので、これにより想定どおりの軌道に戻していけると考えています。
「クマモリ」については、販売を開始しており、関連する大型業務提携等も進んでいます。そのため、良い滑り出しができるのではないかと考えています。
質疑応答:中国IPコンテンツの進捗について
「以前の説明会で話が出ていた中国のIPコンテンツについて、現時点での動きや発展性について教えてください」というご質問です。
中国のIPコンテンツについては、現在業務提携を行い、日本国内での流通を計画しています。現在、中国のIPコンテンツ業界も非常に進んでいる状況であり、特にAIを使ったさまざまな展開については日本よりもかなり進んでいます。我々としても、マンガに限らずさまざまなフォーマットで提携を行い、次の新しいビジネスのかたちをつかみにいきたいと考えています。
そのためにも、まずはマンガの日本流通に関する計画を実行しながら、その周辺で新しいトレンドを捉えていきたいと考えています。
質疑応答:北米プラットフォームの進捗について
「北米プラットフォームの情報がネット上に見当たりませんが、どのくらいの規模の売上を目指しているのでしょうか?」というご質問です。
こちらについては、大変申し訳ないのですが現時点で具体的な情報をお伝えできません。目下最終フェーズに入って準備をしているという状況です。
しかし、我々は業界として非常に大きなチャレンジになるプロダクトだと考えており、会社をあげて全力で取り組んでいます。情報公開までもう少しお待ちいただければと考えています。
たくさんのご意見ありがとうございます。ご質問への回答は以上とします。みなさま、本日はお忙しい中ご視聴いただき、誠にありがとうございました。
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