
アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、映像機器の業界標準化団体Video Electronics Standards Association(VESA)より、最新規格DisplayPort 2.1に対応したレシーバテスト(Sink Test)ソリューションが認証されたことをお知らせします。アンリツのシグナルクオリティアナライザ-R MP1900Aと、Granite River Labs(GRL)社またはテレダイン・レクロイ社のオートメーションソフトウェアを組み合わせることで、データ伝送品質の検証とキャリブレーションの自動化を実現します。
DisplayPort 2.1は、8Kなどの高解像度・高リフレッシュレート映像のデジタルデータ伝送を実現する最新規格であり、現在も策定が進められています。近年では、USB Type-Cとの仕様の統合が進んでおり、USBの汎用性と高い普及率を背景に、DisplayPort 2.1の活用分野はますます広がっています。こうした新規格対応製品の開発では、伝送信号の品質の検証やキャリブレーションを手動で行うと、測定器の設定が複雑で設定や測定に時間を要するという課題がありました。これに対して、本ソリューションの活用により測定とキャリブレーションを自動化することで、開発効率の向上と製品の映像伝送品質の確保に貢献します。
Granite River Labsについて
2010年にシリコンバレーに設立されたGranite River Labs(GRL)は、高速インターフェースと充電技術に関するエンジニアリングサービスと自動化テストソリューションの世界的リーディングカンパニーです。世界各地に試験施設や開発拠点を展開し、複雑化するデジタルインターフェース技術の設計・検証を支援することで、多くの企業の製品開発をサポートしています。
テレダイン・レクロイ社について
テレダイン・レクロイ社は、先進的なオシロスコープ、プロトコルアナライザ、その他のテスト機器を提供する業界のリーディングカンパニーです。1964年の創業以来、「Time-to-Insight」を実現する革新的な製品を開発し、複雑な電子システムの不具合解析や市場投入の時間短縮に貢献しています。
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