日経平均は反発、米株高を好感し買い優勢局面が続く

配信元:フィスコ
投稿:2025/09/22 12:21
*12:21JST 日経平均は反発、米株高を好感し買い優勢局面が続く  日経平均は反発。683.52円高の45729.33円(出来高概算8億1334万株)で前場の取引を終えている。

 19日の米国株式市場は続伸した。ダウ平均は172.85ドル高の46315.27ドル、ナスダックは160.75ポイント高の22631.48で取引を終えている。利下げを好感した買いが先行したが、積極的な利下げ支持の弱さが意識され、金利上昇圧力から一時失速する動きがあった。また、米中首脳会談での進展期待や、下院が共和党のつなぎ融資案を可決したことが好感され、テクニカル要因も相場を支えた。

 米株式市場の動向を横目に、22日の日経平均は147.96円高の45193.77円と反発して取引を開始した。寄付き後は買いが先行し、電気機器や精密機器などハイテク・グロース系が上昇の中心となった。為替ではドル・円が148円台前半で推移し、円安を好感する動きが一部にあったとの声がある。 また、レーザーテック<6920>などAI・半導体関連の銘柄に強い買いが入っており、市場のリスク選好ムードが前場において優勢であった。

 個別では、レーザーテック、太陽誘電<6976>村田製<6981>オムロン<6645>東エレク<8035>TDK<6762>ファナック<6954>ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>などの銘柄が上昇。

 一方、中外薬<4519>第一三共<4568>ニトリHD<9843>塩野義<4507>KDDI<9433>良品計画<7453>花王<4452>大塚HD<4578>コナミG<9766>川崎汽船<9107>日製鋼<5631>大成建<1801>商船三井<9104>などの銘柄が下落。

 業種別では、電気機器や精密機器が前場で特に上昇が目立った。一方、海運業が下落し業種全体を押し下げる動きがあった。他にも化学、鉱業、非鉄金属など資源・素材系が比較的堅調であった。医薬品は軟化したが、その下げは限定的であった。

 後場の日経平均株価は、前場の反発を受けて引き続き高値追いが意識されよう。
ただし上値にはシカゴ日経225先物との価格差や為替の円高・ドル安圧力が重石となる可能性がある。米国での利下げ期待の鈍化や長期金利の動向、さらに国内政策・自民党総裁選の動きなど材料が影響を与えよう。出来高の増加が買いをさらに下支えする一方で、目先の利益確定売りが重なる場面も想定される。

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配信元: フィスコ

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