*07:44JST NYの視点:米政策金利3年ぶり低水準、FOMCメンバーはさらなる利下げに慎重姿勢強める
米連邦準備制度理事会(FRB)は28日、29日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で9月会合に続き2会合連続で利下げを決定し、政策金利は3年ぶり低水準となった。しかし、想定されたミラン理事の0.5%利下げ主張での反対票に加え、シュミッド米カンザスシティ連銀総裁が据え置きを主張し反対票に投じた。議長は会見で、異例となる市場予想の利下げ見通しを否定する見解を主張した。FRBの過剰な利上げを正常化する過程が一旦終了した可能性を示唆。FOMC内で、さらなる利下げが正常化されるかどうかへの懐疑的な声が高まったことも明らかになった。インフレが2%目標を上回る水準を数年維持、今年はトランプ関税による物の物価高が影響し、ディスインフレの基調が止まったことが背景となる。政府機関閉鎖により、重要データが限定的となることも利下げに慎重姿勢を示す要因となっている模様。
FOMCは市場が考えているよりもインフレを依然懸念するタカ派姿勢を維持していると見られる。
<CS>
FOMCは市場が考えているよりもインフレを依然懸念するタカ派姿勢を維持していると見られる。
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