ダウ平均は下落 米雇用統計は冷え込み示すも追加利下げまでは裏付けず=米国株概況
NY株式16日(NY時間16:22)(日本時間06:22)
ダウ平均 48114.26(-302.30 -0.62%)
S&P500 6800.26(-16.25 -0.24%)
ナスダック 23111.46(+54.05 +0.23%)
CME日経平均先物 49785(大証終比:+325 +0.65%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は一時470ドル安まで下落する場面が見られた。この日の米雇用統計は労働市場の鈍化を示す兆候が示されたものの、FRBの利下げ期待をさらに後押しするまでには至らなかった。米雇用統計では、11月の非農業部門雇用者数(NFP)が6万4000人増加し、失業率は4.6%へ上昇していた。
IT・ハイテク株は終盤にかけて買い戻しが入り、ナスダックはプラスに転じたものの、これまでローテーションが見られていたエネルギーやヘルスケア、公益が下落。エネルギーについては、ウクライナ和平協議への期待で、原油相場が一時55ドル割れまで急落していることが圧迫。
このところAI関連を中心にIT・ハイテク株は利益確定売りが強まり、本日も下落したが、その代わりに出遅れ感が出ていた他のセクターへのローテーションが見られていた。しかし、本日はその動きも巻き返され、ダウ平均の下げに繋がった模様。
投資家は現在、木曜日に発表される11月分の消費者物価指数(CPI)に関心が移っており、コア指数と総合指数はそれぞれ前年比3.0%、3.1%が予想されている。
一部からは「本日のデータは、経済が一息ついている姿を映し出している。雇用の伸びは維持されているが、ひび割れも見え始めている。消費は依然として持ちこたえているものの、全力疾走しているわけではない」との声も出ていた。
ただ、市場では来年に向けて強気な見方も多い。米大手銀の月次調査によると、運用担当者は2026年の見通しに強気で、現金比率、株式配分、世界経済の成長見通しを基に算出した投資家センチメントは12月に10段階中7.4に上昇し、過去4年半で最も強気な結果となったという。
また、ストラテジストは「向こう4-6カ月は実体経済に近い分野を見るとまだ上昇余地がある」と述べている。「新高値の広がりが見られるのは、資本財、金融、一般消費財、素材といった分野で、非常に実体経済色の強い動きだ」と指摘している。
オーガノジェネシス<ORGO>が上昇。同社が変形性膝関節症の痛みを治療する「ReNu」について、2025年末までに生物製剤承認申請(BLA)を提出する計画を明らかにしたことが好感された。
出張・経費管理プラットフォームを手がけるナバン<NAVN>が大幅安。バットCFOが2026年1月9日付で退任すると発表したことを嫌気。
エンターテインメント・メディアのスフィア・エンターテインメント<SPHR>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。
コグネックス<CGNX>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を50ドルに設定した。
ファイザー<PFE>が下落。取引開始前にガイダンスを公表し、25年度通期の売上高見通しを上方修正した一方、26年度通期は予想範囲内の見通しを示し、来年の成長は横ばいを見込んでいる。
後払い決済システムなど金融プラットフォームを手掛けるアファーム<AFRM>が大幅高。業界のイベントで同社のオヘアCFOが「足元の四半期の業績動向は堅調だ」と述べていたことに反応している模様。
オーガノジェネシス<ORGO> 5.17(+0.34 +7.04%)
ナバン<NAVN> 12.90(-1.74 -11.86%)
スフィア<SPHR> 87.50(-2.36 -2.63%)
コグネックス<CGNX> 36.83(+2.03 +5.83%)
ファイザー<PFE> 25.53(-0.90 -3.41%)
アファーム<AFRM> 73.39(+7.73 +11.77%)
アップル<AAPL> 274.61(+0.50 +0.18%)
マイクロソフト<MSFT> 476.39(+1.57 +0.33%)
アマゾン<AMZN> 222.56(+0.02 +0.01%)
アルファベットC<GOOG> 307.73(-1.59 -0.51%)
アルファベットA<GOOGL> 306.57(-1.65 -0.54%)
テスラ<TSLA> 489.88(+14.57 +3.07%)
エヌビディア<NVDA> 177.72(+1.43 +0.81%)
メタ<META> 657.15(+9.64 +1.49%)
AMD<AMD> 209.17(+1.59 +0.77%)
イーライリリー<LLY> 1054.29(-7.90 -0.74%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 48114.26(-302.30 -0.62%)
S&P500 6800.26(-16.25 -0.24%)
ナスダック 23111.46(+54.05 +0.23%)
CME日経平均先物 49785(大証終比:+325 +0.65%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は一時470ドル安まで下落する場面が見られた。この日の米雇用統計は労働市場の鈍化を示す兆候が示されたものの、FRBの利下げ期待をさらに後押しするまでには至らなかった。米雇用統計では、11月の非農業部門雇用者数(NFP)が6万4000人増加し、失業率は4.6%へ上昇していた。
IT・ハイテク株は終盤にかけて買い戻しが入り、ナスダックはプラスに転じたものの、これまでローテーションが見られていたエネルギーやヘルスケア、公益が下落。エネルギーについては、ウクライナ和平協議への期待で、原油相場が一時55ドル割れまで急落していることが圧迫。
このところAI関連を中心にIT・ハイテク株は利益確定売りが強まり、本日も下落したが、その代わりに出遅れ感が出ていた他のセクターへのローテーションが見られていた。しかし、本日はその動きも巻き返され、ダウ平均の下げに繋がった模様。
投資家は現在、木曜日に発表される11月分の消費者物価指数(CPI)に関心が移っており、コア指数と総合指数はそれぞれ前年比3.0%、3.1%が予想されている。
一部からは「本日のデータは、経済が一息ついている姿を映し出している。雇用の伸びは維持されているが、ひび割れも見え始めている。消費は依然として持ちこたえているものの、全力疾走しているわけではない」との声も出ていた。
ただ、市場では来年に向けて強気な見方も多い。米大手銀の月次調査によると、運用担当者は2026年の見通しに強気で、現金比率、株式配分、世界経済の成長見通しを基に算出した投資家センチメントは12月に10段階中7.4に上昇し、過去4年半で最も強気な結果となったという。
また、ストラテジストは「向こう4-6カ月は実体経済に近い分野を見るとまだ上昇余地がある」と述べている。「新高値の広がりが見られるのは、資本財、金融、一般消費財、素材といった分野で、非常に実体経済色の強い動きだ」と指摘している。
オーガノジェネシス<ORGO>が上昇。同社が変形性膝関節症の痛みを治療する「ReNu」について、2025年末までに生物製剤承認申請(BLA)を提出する計画を明らかにしたことが好感された。
出張・経費管理プラットフォームを手がけるナバン<NAVN>が大幅安。バットCFOが2026年1月9日付で退任すると発表したことを嫌気。
エンターテインメント・メディアのスフィア・エンターテインメント<SPHR>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。
コグネックス<CGNX>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を50ドルに設定した。
ファイザー<PFE>が下落。取引開始前にガイダンスを公表し、25年度通期の売上高見通しを上方修正した一方、26年度通期は予想範囲内の見通しを示し、来年の成長は横ばいを見込んでいる。
後払い決済システムなど金融プラットフォームを手掛けるアファーム<AFRM>が大幅高。業界のイベントで同社のオヘアCFOが「足元の四半期の業績動向は堅調だ」と述べていたことに反応している模様。
オーガノジェネシス<ORGO> 5.17(+0.34 +7.04%)
ナバン<NAVN> 12.90(-1.74 -11.86%)
スフィア<SPHR> 87.50(-2.36 -2.63%)
コグネックス<CGNX> 36.83(+2.03 +5.83%)
ファイザー<PFE> 25.53(-0.90 -3.41%)
アファーム<AFRM> 73.39(+7.73 +11.77%)
アップル<AAPL> 274.61(+0.50 +0.18%)
マイクロソフト<MSFT> 476.39(+1.57 +0.33%)
アマゾン<AMZN> 222.56(+0.02 +0.01%)
アルファベットC<GOOG> 307.73(-1.59 -0.51%)
アルファベットA<GOOGL> 306.57(-1.65 -0.54%)
テスラ<TSLA> 489.88(+14.57 +3.07%)
エヌビディア<NVDA> 177.72(+1.43 +0.81%)
メタ<META> 657.15(+9.64 +1.49%)
AMD<AMD> 209.17(+1.59 +0.77%)
イーライリリー<LLY> 1054.29(-7.90 -0.74%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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