【本日の見通し】ドル安の流れは継続、上値が重い展開か
【本日の見通し】ドル安の流れは継続、上値が重い展開か
注目された米雇用統計は11月の非農業部門雇用者数(NFP)が前月比+6.4万人と予想を超えるまずまずの数字になったが、10月のNFPが前月比-10.5万人と予想を大きく超えるマイナスとなっており、2カ月トータルでは4万人ほどのマイナスとなった(季節調整後データは9月が1億5959万人、11月が1億5955万人)。失業率も予想を超える悪化で4.6%となった。若年者失業率が大きく悪化しており、特に10代の失業率が3%超の上昇。全体でもパートタイム雇用の割合が増え、正規雇用を望みながらパートタイムに従事している雇用者数が9月から約1.5倍になるなど厳しい状況が示された。
こうした動きがドル安につながる展開。NFP発表直後は雇用者全体の弱さを意識して154円40銭前後まで急落後、少し戻す展開も、155円台を回復しておらず、上値の重さが印象的。金曜日の日銀会合を前に行き過ぎた動きにも警戒感があり、一気の下げも難しいが、上値が重い展開が続きそう。
ドル円は154円台を中心に下値リスクを意識する展開を見込んでいる。
米雇用統計後のドル売りでユーロドルは一時1.18台を回復も、その後売りが出て、雇用統計前の水準を下回った。一方向の動きには依然として慎重。
ポンドドルはロンドン市場で1.3350台から1.34台に乗せると、米雇用統計後に一時1.3450超え。その後も1.34台前半推移としっかりの展開。明日の英中銀金融政策会合での利下げは完全に織り込み済みとなっている。
ユーロ円などクロス円も上値が重い展開か。米雇用統計後のドル売りでユーロドルが上昇したこともあり、182円40銭台まで上昇の場面も、その後売りが強まった。この後は182円00銭前後が重くなりそう。
ポンド円はポンド自体の堅調さと円高が交錯。208円台からの買いには慎重で、207円台中心の推移が見込まれる。
MINKABUPRESS 山岡
注目された米雇用統計は11月の非農業部門雇用者数(NFP)が前月比+6.4万人と予想を超えるまずまずの数字になったが、10月のNFPが前月比-10.5万人と予想を大きく超えるマイナスとなっており、2カ月トータルでは4万人ほどのマイナスとなった(季節調整後データは9月が1億5959万人、11月が1億5955万人)。失業率も予想を超える悪化で4.6%となった。若年者失業率が大きく悪化しており、特に10代の失業率が3%超の上昇。全体でもパートタイム雇用の割合が増え、正規雇用を望みながらパートタイムに従事している雇用者数が9月から約1.5倍になるなど厳しい状況が示された。
こうした動きがドル安につながる展開。NFP発表直後は雇用者全体の弱さを意識して154円40銭前後まで急落後、少し戻す展開も、155円台を回復しておらず、上値の重さが印象的。金曜日の日銀会合を前に行き過ぎた動きにも警戒感があり、一気の下げも難しいが、上値が重い展開が続きそう。
ドル円は154円台を中心に下値リスクを意識する展開を見込んでいる。
米雇用統計後のドル売りでユーロドルは一時1.18台を回復も、その後売りが出て、雇用統計前の水準を下回った。一方向の動きには依然として慎重。
ポンドドルはロンドン市場で1.3350台から1.34台に乗せると、米雇用統計後に一時1.3450超え。その後も1.34台前半推移としっかりの展開。明日の英中銀金融政策会合での利下げは完全に織り込み済みとなっている。
ユーロ円などクロス円も上値が重い展開か。米雇用統計後のドル売りでユーロドルが上昇したこともあり、182円40銭台まで上昇の場面も、その後売りが強まった。この後は182円00銭前後が重くなりそう。
ポンド円はポンド自体の堅調さと円高が交錯。208円台からの買いには慎重で、207円台中心の推移が見込まれる。
MINKABUPRESS 山岡
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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