英中銀、今後の利下げ判断は微妙なバランスになると警告=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2025/12/19 03:09
 きょうのポンドドルはNY時間に入って上に往って来いの展開が見られている。この日発表の米消費者物価指数(CPI)を受けてドル安の反応が見られたことから、ポンドドルは1.34ドル台半ばまで一時上昇。ただ、その動きは維持できずに1.33ドル台に伸び悩む展開となっている。

 一方、ポンド円はNY時間に入って209円台に一時上昇し、2008年以来の高値を更新したものの、208円台前半に伸び悩んでいる。ただ、21日線の上での上昇トレンドは続いている状況。

 本日は英中銀が金融政策委員会(MPC)の結果を公表し、政策金利は予想通りに0.25%引き下げ3.75%とした。ポンドは買いの反応を見せていたが、委員の投票行動は5対4と僅差での決定となったほか、26年にかけて追加利下げの余地があるとの見方を示したものの、今後の利下げ判断は微妙なバランスになると警告しており、ベイリー総裁は「利下げを行うたびに、どこまで進むのかの判断はますます難しくなる」と述べていた。

GBP/USD 1.3379 GBP/JPY 208.21 EUR/GBP 0.8763

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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