米国株高を映して買い戻し先行へ

配信元:フィスコ
投稿:2025/12/19 08:25
*08:25JST 米国株高を映して買い戻し先行へ [本日の想定レンジ]
18日のNYダウは65.88ドル高の47951.85ドル、ナスダック総合指数は313.04pt高の23006.36pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比150円高の49300円だった。本日は前日の米国市場でハイテク株が買い戻された流れを受けて、半導体など人工知能(AI)関連株中心に見直し買いが先行して始まりそうだ。前日は米テク企業の巨額なAI投資に対する懸念が再燃したことから売りが優勢となり、日経平均は一時心理的な節節目の49000円を割り込んだ。ローソク足は陰線を形成し、5日移動平均線(49780円)
が25日線(49887円)を下回るデッドクロスとなり、弱気相場入りが警戒されることになった。ただ、前日の米国市場は11月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことなどから、AI関連株が買い戻され、SOX指数は2.5%を超える上昇となり、東京市場もAI関連株中心に堅調展開が想定される。このため、早期に5日線水準を上回れるかがポイントになりそうだ。一方、きょう正午ごろには日銀の金融政策決定会合の結果が判明する見通しで、全般は様子見ムードの強い展開が見込まれる。0.25%の利上げは織り込み済みで、午後3時半から始まる植田和男日銀総裁の記者会見が一段と注目されることなるだろう。上値メドは、5日線(49780円)、25日線(49887円)、心理的な節目の50000円、51000円、下値メドは、11月19日の安値(48235円)、心理的節目の48000円、75日線(47965円)などが挙げられる。

[予想レンジ]
上限49800円-下限49000円

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配信元: フィスコ