来週の為替相場見通し=円売り圧力根強い
来週のドル円相場は、依然として円売り圧力が残りそうだ。ただ、欧米がクリスマス休暇に入るため市場参加者が減少し、値動きが大きくなりやすいことに注意したい。予想レンジは1ドル=154円50銭~158円50銭。
日銀は19日まで開いた金融政策決定会合で0.25%の利上げを決め、植田和男総裁は記者会見で今後の金融政策運営について0.75%への利上げによる経済や物価への反応をみて判断する考えを示した。早期の追加利上げを示唆する発言はなく、景気を刺激も抑制もしない中立金利に関しても明確なメッセージが出なかったことから円安方向に振れやすい。日本の財政悪化に対する懸念がくすぶっていることも円の重荷となりそうだ。
一方、18日に公表された11月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)の年明け以降の追加利下げ観測が強まっていることから積極的にはドルを買いにくい。23日に公表される7~9月期の米実質国内総生産(GDP)速報値の内容次第では、景気減速懸念が高まりドル売り・円買いが強まる場面がありそうだ。
なお、このほか来週に米国で発表される主な経済指標は、23日に10月の耐久財受注と12月の消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、24日に前週分の新規失業保険申請件数など。国内では26日に11月の鉱工業生産(速報値)と12月の東京都区部CPIが公表される。また、25日には植田総裁の講演が予定されている。
出所:MINKABU PRESS
日銀は19日まで開いた金融政策決定会合で0.25%の利上げを決め、植田和男総裁は記者会見で今後の金融政策運営について0.75%への利上げによる経済や物価への反応をみて判断する考えを示した。早期の追加利上げを示唆する発言はなく、景気を刺激も抑制もしない中立金利に関しても明確なメッセージが出なかったことから円安方向に振れやすい。日本の財政悪化に対する懸念がくすぶっていることも円の重荷となりそうだ。
一方、18日に公表された11月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)の年明け以降の追加利下げ観測が強まっていることから積極的にはドルを買いにくい。23日に公表される7~9月期の米実質国内総生産(GDP)速報値の内容次第では、景気減速懸念が高まりドル売り・円買いが強まる場面がありそうだ。
なお、このほか来週に米国で発表される主な経済指標は、23日に10月の耐久財受注と12月の消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、24日に前週分の新規失業保険申請件数など。国内では26日に11月の鉱工業生産(速報値)と12月の東京都区部CPIが公表される。また、25日には植田総裁の講演が予定されている。
出所:MINKABU PRESS
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