ダウ平均は4日続伸 米GDPは予想外に強い数字 早期利下げ期待は後退=米国株概況
NY株式23日(NY時間16:22)(日本時間06:22)
ダウ平均 48442.41(+79.73 +0.16%)
S&P500 6909.79(+31.30 +0.46%)
ナスダック 23561.84(+133.01 +0.57%)
CME日経平均先物 50710(大証終比:+220 +0.44%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は4日続伸。前日は好調なクリスマス週のスタートを切ったが、本日も堅調な動きが続いた。取引開始直後は売りが先行し、ダウ平均も軟調に始まったものの、すぐにプラスに転じている。
発表が遅延していた第3四半期の米GDPが取引開始前に公表され、前期比年率換算で4.3%と予想外の強い数字となった。個人消費も3.5%と予想を上回っていた。企業の設備投資も堅調だった。
力強い米経済を示した一方、FRBの早期利下げ期待を後退させる内容とも言え、米株式市場はネガティブな反応も見られた。ただ、下押す動きまではない中、すぐに切り返している。短期金融市場では4月までのFRBの利下げ確率が発表前の90%付近から一時70%程度まで低下していた。今週はクリスマス週で様子見ムードが広がっており、全体的にポジション調整主体の値動きが中心。
ここ数日、IT・ハイテク株への買戻しが目立っているが、一部からは「市場は依然としてかなり健全。現行水準のバリュエーションは過度に高いわけではなく、1990年代後半に見られたような過熱感はない。商業的な実態も当時より遥かに良い」と述べ、AI株を巡る期待をITバブル期と比較した。
また、1990年代後半のインターネット投資ブームとは異なり、足元では金融株が市場をけん引しており、投資家が景気循環株へとローテーションしている点を指摘。JPモルガン<JPM>も、過去3年及び5年で、多くのIT・ハイテク株を上回るパフォーマンスを示しているという。
イスラエルの海運会社ジム・インテグレーテッド・シッピング・サービス<ZIM>が上昇。引き続き買収候補からの提案を精査していると発表した。
エネルギーのセーブル・オフショア<SOC>が大幅高。米運輸省のパイプライン・危険物安全局(PHMSA)がラス・フロレス・パイプラインの再稼働計画を承認したと発表した。
不動産テクノロジーのリアルファ・テック<AIRE>が大幅高。AIを活用した不動産テクノロジー企業である同社は、独立系住宅ローン貸付会社のインスタモーゲージ社を買収する最終契約を締結したと発表。
決済ソリューションを手掛けるブラジルのストーンコー<STNE>が上昇。同社が発表した新たな自社株買いプログラムが好感されている。
バイオ医薬品のマインド・メディシン<MNMD>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」でカバレッジを開始し、目標株価を61ドルに設定した。前日終値よりも359%高い水準。
ジム・インテグレーテッド<ZIM> 21.03(+1.15 +5.78%)
セーブル・オフショア<SOC> 10.36(+2.76 +36.32%)
リアルファ・テック<AIRE> 0.51(+0.04 +9.38%)
ラマコ・リソーシズ<METC> 16.89(+1.33 +8.55%)
ストーンコー<STNE> 14.73(+0.59 +4.17%)
マインド・メディシン<MNMD> 14.02(+0.72 +5.41%)
アップル<AAPL> 272.36(+1.39 +0.51%)
マイクロソフト<MSFT> 486.85(+1.93 +0.40%)
アマゾン<AMZN> 232.14(+3.71 +1.62%)
アルファベットC<GOOG> 315.68(+4.35 +1.40%)
アルファベットA<GOOGL> 314.35(+4.57 +1.48%)
テスラ<TSLA> 485.56(-3.17 -0.65%)
エヌビディア<NVDA> 189.21(+5.52 +3.01%)
メタ<META> 664.94(+3.44 +0.52%)
AMD<AMD> 214.90(-0.05 -0.02%)
イーライリリー<LLY> 1071.64(-4.84 -0.45%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 48442.41(+79.73 +0.16%)
S&P500 6909.79(+31.30 +0.46%)
ナスダック 23561.84(+133.01 +0.57%)
CME日経平均先物 50710(大証終比:+220 +0.44%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は4日続伸。前日は好調なクリスマス週のスタートを切ったが、本日も堅調な動きが続いた。取引開始直後は売りが先行し、ダウ平均も軟調に始まったものの、すぐにプラスに転じている。
発表が遅延していた第3四半期の米GDPが取引開始前に公表され、前期比年率換算で4.3%と予想外の強い数字となった。個人消費も3.5%と予想を上回っていた。企業の設備投資も堅調だった。
力強い米経済を示した一方、FRBの早期利下げ期待を後退させる内容とも言え、米株式市場はネガティブな反応も見られた。ただ、下押す動きまではない中、すぐに切り返している。短期金融市場では4月までのFRBの利下げ確率が発表前の90%付近から一時70%程度まで低下していた。今週はクリスマス週で様子見ムードが広がっており、全体的にポジション調整主体の値動きが中心。
ここ数日、IT・ハイテク株への買戻しが目立っているが、一部からは「市場は依然としてかなり健全。現行水準のバリュエーションは過度に高いわけではなく、1990年代後半に見られたような過熱感はない。商業的な実態も当時より遥かに良い」と述べ、AI株を巡る期待をITバブル期と比較した。
また、1990年代後半のインターネット投資ブームとは異なり、足元では金融株が市場をけん引しており、投資家が景気循環株へとローテーションしている点を指摘。JPモルガン<JPM>も、過去3年及び5年で、多くのIT・ハイテク株を上回るパフォーマンスを示しているという。
イスラエルの海運会社ジム・インテグレーテッド・シッピング・サービス<ZIM>が上昇。引き続き買収候補からの提案を精査していると発表した。
エネルギーのセーブル・オフショア<SOC>が大幅高。米運輸省のパイプライン・危険物安全局(PHMSA)がラス・フロレス・パイプラインの再稼働計画を承認したと発表した。
不動産テクノロジーのリアルファ・テック<AIRE>が大幅高。AIを活用した不動産テクノロジー企業である同社は、独立系住宅ローン貸付会社のインスタモーゲージ社を買収する最終契約を締結したと発表。
決済ソリューションを手掛けるブラジルのストーンコー<STNE>が上昇。同社が発表した新たな自社株買いプログラムが好感されている。
バイオ医薬品のマインド・メディシン<MNMD>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」でカバレッジを開始し、目標株価を61ドルに設定した。前日終値よりも359%高い水準。
ジム・インテグレーテッド<ZIM> 21.03(+1.15 +5.78%)
セーブル・オフショア<SOC> 10.36(+2.76 +36.32%)
リアルファ・テック<AIRE> 0.51(+0.04 +9.38%)
ラマコ・リソーシズ<METC> 16.89(+1.33 +8.55%)
ストーンコー<STNE> 14.73(+0.59 +4.17%)
マインド・メディシン<MNMD> 14.02(+0.72 +5.41%)
アップル<AAPL> 272.36(+1.39 +0.51%)
マイクロソフト<MSFT> 486.85(+1.93 +0.40%)
アマゾン<AMZN> 232.14(+3.71 +1.62%)
アルファベットC<GOOG> 315.68(+4.35 +1.40%)
アルファベットA<GOOGL> 314.35(+4.57 +1.48%)
テスラ<TSLA> 485.56(-3.17 -0.65%)
エヌビディア<NVDA> 189.21(+5.52 +3.01%)
メタ<META> 664.94(+3.44 +0.52%)
AMD<AMD> 214.90(-0.05 -0.02%)
イーライリリー<LLY> 1071.64(-4.84 -0.45%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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