ファンド勢、円ショートを再び積み上げ=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2026/02/06 04:02
 NY時間の午後に入って、ドル円は156円台後半で落ち着いている。NY時間に入って戻り売りが強まり、157円台から一時156円台半ばまで急速に下落していた。

 ファンド勢が円ショートを再び積み上げているとの指摘が出ている。衆院選の8日の投開票を控え、円安がまた勢いを増すと見込んでいるという。ドル円は、高市首相が足元の円安についてのメリットに言及したことで、再び注目を集めた。

 世論調査によれば、自民党が単独過半数を獲得するとの調査もあり、そうなれば首相が掲げる積極財政を進める余地が広がる。それと同時に、日本の財政への不安が市場で一段と増すのではとの観測があるようだ。

 オプション市場にも変化が表れており、ドル円のコール(買う権利)の取引量がプット(売る権利)を上回っている。コールの需要が増える中、向こう1カ月のドル円の下方向をヘッジするプレミアムは上方向に比べ、約2週間ぶりの低水準に低下している状況。

 一部からは「貴金属市場の過熱が一旦沈静化したことで、ファンド勢の間では高市トレードに戻る動きが強まっている」と指摘。日曜日の総選挙で、高市首相が大勝すれば、ドル円はより高い水準になるとの感触が戻ってきている」との声も出ている。

 一方、資産運用会社は、最近のボラティリティの高まりを受け、より慎重姿勢を取っているとの指摘も出ている。ドル円が次にどの方向へ向かうのかについて一段の明確さが得られるの待っている状況だという。「資産運用会社はは概ね様子見で、明確にドル円の方向性を見越した取引をするのではなく、オプションを使ったヘッジに留めている」という。

USD/JPY 156.85 EUR/JPY 184.99
GBP/JPY 212.45 AUD/JPY 109.20

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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