根強い円買い圧力、調整後にドル円155.05付近まで下落=ロンドン為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2026/02/10 20:51
根強い円買い圧力、調整後にドル円155.05付近まで下落=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、根強い円買い圧力が観測されている。ドル円は東京市場で156円台前半から155円台前半へと下落したあと、ロンドン序盤にかけては155円台半ばへと反発した。しかし、足元では再び155円割れ目前まで安値を広げている。クロス円も同様の値動きで、ユーロ円は184円台後半まで下落後、185円台前半に反発も、再び184円台後半に軟化している。ポンド円はユーロ円以上に上値が重い。212円台で下げ渋ったあと、安値を211円台まで一時広げた。円買い圧力の背景として、総選挙後の円安ポジション調整の動きが継続している。介入警戒感や日本の政局安定が円の買い戻しを誘っているなどの見方もあるようだ。ユーロドルは1.19付近での揉み合い。大型のオプション期限がこの水準に集まっており、引き寄せ効果で身動きが取れない状況。その一方で、ポンドドルは1.36台後半で上値重く推移。英スターマー政権をめぐる政治情勢が混とんとしており、英国売り的なポンド売りとなっている。対ユーロでのポンド安が継続している。

 ドル円は155円台前半での取引。東京午前に156.29付近まで買われたあとは、売りに押されている。東京午後に155.09付近まで下落も、大台割れには至らず。ロンドン序盤にかけて155.60付近へと反発したが、再び安値を155.05付近に更新している。根強い円高圧力がみられている。新たな円買い材料が出たというよりは、総選挙と通過して先週までに蓄積した円売りポジションに一気に調整圧力が強まった格好。為替介入への警戒感や、自民大勝を受けた政局安定化が円買いを誘ったとの見方も出ている。

 ユーロドルは1.19付近での取引。東京午前の1.1897からロンドン序盤の1.1920付近までの狭いレンジで振幅している。市場では1.19付近に大規模なNYカットオプションが観測されており、いわゆる引き寄せ効果で身動きが取れない状況とみられている。ユーロ円はドル円とともに円買いが優勢。東京午前の186.00付近を高値に東京午後には184.68付近まで安値を広げた。ロンドン時間に入ると185円台を回復する場面があったが、再び184円台後半に軟化している。ただ、対ポンドでのユーロ買いの影響もあって、安値を更新するには至っていない。

 ポンドドルは1.36台後半での取引。東京朝方の1.3697付近を高値に軟化している。ロンドン時間には1.3658付近に安値を広げている。ポンド円はユーロ円以上に軟調。東京朝方の213.76付近を高値に終日軟調に推移。ロンドン時間には212円台後半から211.90付近まで安値を広げている。ユーロポンドは0.8698から0.8720付近に上昇している。ポンド売り圧力が広がっている。英スターマー政権をめぐる数々の問題が噴出している。政権維持のために閣僚が火消しに回るも市場の信頼感は得られていないようだ。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)