欧米の金融政策のかい離見通し 原油急騰下では誤り=NY為替

 NY時間の終盤に入ってドルの戻り売りが一服する中、ユーロドルは1.15ドル台後半、ポンドドルは1.34ドル付近での推移となっている。市場では原油急騰でECBが年内に利上げを行い、FRBが利下げに踏み切るとの見方が出ているが、それは誤りだとして、原油急騰を踏まえれば、金融政策のかい離は起きにくいとの指摘が出ている。

 中東情勢の混乱を受けて、原油価格が9日に一時100ドルを上回る中、短期金融市場では、ECBが年末までに少なくとも0.25%ポイントの利上げを1回実施するとの見方が織り込まれ、2回目の可能性の視野に入れる動きも出ていた。一方、同期間中にFRBは同程度の利下げを行うと見込まれている。

 ヘッジファンドからは、こうした見通しは誤っているとの主張が出ている。原油ショックはエネルギー純輸入地域である欧州や英国の経済成長を、純輸出国である米国よりも深刻に圧迫する可能性が高いという。原油ショックによる米国の成長への下押し圧力は、欧州や英国と比べれば限定的で、ECBが利上げを実施するなら、FRBが利下げするとは考えにくい。逆もまた然りだと述べた。

EUR/USD 1.1585 GBP/USD 1.3396 EUR/JPY 183.42 GBP/JPY 212.09

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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