トランプ発言を受けた中東リスク後退て買い戻し優勢に

配信元:フィスコ
投稿:2026/03/10 08:25
*08:25JST トランプ発言を受けた中東リスク後退て買い戻し優勢に [本日の想定レンジ]
9日のNYダウは239.25ドル高の47740.80ドル、ナスダック総合指数は308.27pt高の22695.95pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比2065円高の54665円だった。本日は、中東紛争の終結への思惑から買い戻しの動きが強まりそうだ。前日はイランの対米強硬路線が継続し、戦闘長期化への懸念から原油市況が急騰。日本経済に悪影響が出るとの見方から、リスク回避の売りが加速し、日経平均は大幅に反落した。25日移動平均線(56087円)も下向きに転じ、地合いの悪化を窺わせた。前日の米国市場は、イラン情勢を巡り原油価格が乱高下するなか、トランプ米大統領が対イラン軍事作戦の早期終結の可能性を示唆したことをきっかけに買い戻され、主要株価指数は上昇した。ナイトセッションの日経225先物も54500円台を回復しており、本日の東京市場は、前日の大幅安の反動もあり、買い戻しの動きが活発化しそうだ。また、トランプ発言を受け、NYの原油先物相場も時間外取引では、一時81ドル台まで急落するなど原油市況の上昇が一服していることも買い安心感につながることになりそうだ。ただ、イランがトルコに向けて弾道ミサイルを発射するなど、イラン側の動きがどうなるのか不透明な上、戦争終結の具体的な条件なども不明なだけに、先行き懸念はくすぶっている。再びイラン情勢に対する警戒感が高まるリスクも残っていることには留意したい。それ以外にも、プライベートクレジット問題、人工知能(AI)企業による過大投資など不安要素は山積しているため、先行き懸念が完全に払拭されていないだけに、引き続き警戒心は持つべきだろう。上値メドは、3月6日の安値(54513円)、心理的な節目の55000円、55500円、25日移動平均線(56087円)、下値メドは、75日移動平均線(52745円)、心理的な節目の52500円、52000円などが挙げられる。

[予想レンジ]
上限55000円-下限53500円

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配信元: フィスコ