株価指数先物【引け後】 -1σ突破で25日線水準が射程に

配信元:株探
投稿:2026/03/10 18:48

大阪3月限
日経225先物 54460 +1860 (+3.55%)
TOPIX先物 3674.0 +114.0 (+3.20%)

 日経225先物(3月限)は前日比1860円高の5万4460円で取引を終了。寄り付きは5万4410円と、シカゴ日経平均先物(5万4665円)にサヤ寄せする形で買いが先行した。現物の寄り付き時には5万3970円まで上げ幅を縮めたが、5万4000円~5万4400円辺りでの底堅さがみられ、前場終盤にかけて5万4710円まで買われる場面もみられた。

 買い一巡後はロング解消が優勢となり、現物の後場取引開始直後には5万3550円まで上げ幅を縮めた。ただ、ショートを仕掛けてくる動きが限られた半面、押し目待ち狙いのロングが意識されるなかで中盤にかけて5万4000円台を回復すると、引け間際に5万4460円まで切り返して終えた。

 緊迫するイラン情勢が早期に収束することへの期待から、ロング優勢の展開になった。前日の大幅な下げに対する自律反発の域は脱していないが、前場終盤に5万4710円まで買われた後はボリンジャーバンドの-1σ(5万4340円)水準での攻防をみせていた。ランチタイムで同バンドを割り込み、後場開始直後には5万3550円まで上げ幅を縮めたが、終盤にかけての上昇で-1σを上回って終えている。

 週足では13週移動平均線(5万3960円)を上回って終えており、同線が支持線として意識されて、+1σ(5万6640円)とのレンジ推移になりそうだ。日足で-1σを上回って推移してくるようだと、25日線(5万6150円)が射程に入ってこよう。一方で、-1σをキープできないと、75日線(5万2840円)、-2σ(5万2520円)とのレンジになりそうだ。

 そのため、オプション権利行使価格の5万4500円を中心とした上下の権利行使価格となる、5万3000円から5万6000円のゾーンを想定する。原油先物の動向次第ではあるが、再び75日線を明確に割り込んでくる局面では、-3σ(5万1120円)から5万円割れを狙ったショートが入りやすいとみておきたい。反対にレンジ上限となる25日線水準を上抜けてくると、+1σ(5万7920円)水準までのリバウンドは速そうである。

 NT倍率は先物中心限月で14.82倍に上昇した。朝方に14.96倍まで上昇し25日線(14.92倍)を上回る場面もみられたが、その後の下げで75日線(14.86倍)を下回って推移している。-1σ(14.80倍)を明確に下抜けてくると、NTショートに振れやすくなりそうだが、週末に3月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えており、スプレッド狙いの動きは出にくいだろう。

 手口面(3月限:立会内)では、日経225先物はソシエテジェネラル証券が2万1284枚、野村証券が1万5197枚、ABNクリアリン証券が1万4963枚、バークレイズ証券が1万4371枚、HSBC証券が9756枚、みずほ証券が8876枚、ゴールドマン証券が7885枚、BNPパリバ証券が6619枚、モルガンMUFG証券が5466枚、UBS証券が4213枚だった。

 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が5万3361枚、バークレイズ証券が3万6717枚、ABNクリアリン証券が2万8370枚、ゴールドマン証券が2万6184枚、JPモルガン証券が2万3105枚、シティグループ証券が2万0505枚、野村証券が2万0464枚、モルガンMUFG証券が1万8112枚、みずほ証券が1万5206枚、BNPパリバ証券が1万0183枚だった。

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