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日経平均株価のニュース
東京株式(大引け)=12円安で小幅続落、持ち高調整売りで朝高後に軟化
16日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続落。前週末の米株式市場でハイテク関連株が堅調に推移したことを支えに買いが先行したものの、上値を追う姿勢は限られた。持ち高調整目的の売りが膨らみ、朝高後に値を消す展開となった。商いは低調だった。大引けの日経平均株価は前営業日比12円95銭安の3万9457円49銭。プライム市場の売買高概算は15億2824万株。売買代金概算は3兆3314億円となった。値上がり銘柄数は612と全体の約37%となり、値下がり銘柄数は975、変わらずは57銘柄だった。
米株式市場ではブロードコム<AVGO>が大幅高となり、ハイテク関連の一角が上昇。週明けの東京市場で半導体関連株の支援材料となった。一方で、今週は米国時間17~18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるほか、日本時間18~19日には日銀の金融政策決定会合が控えている。FOMCでは0.25%幅の利下げが決まるというのが市場のコンセンサスとなっており、日銀の金融政策決定会合では追加利上げが見送られるとの見方が広がりつつあるが、重要イベント前とあって模様眺めのムードは強かった。日経平均は前週末比一時161円高となったものの、主力株を中心にポジション調整売りが出て下げに転じた。
午後に日経平均の下げ幅は一時100円近くとなったが、下値を探る動きは広がらなかった。外国為替市場でドル円相場は午前中に一時1ドル=154円に迫る水準までドル高・円安に振れた。その後は伸び悩んだとはいえ、153円台後半と円安基調を継続。日本株の下値をサポートする要因となった。
個別銘柄では三菱重工業<7011.T>や川崎重工業<7012.T>、IHI<7013.T>が冴えない展開となったほか、東京海上ホールディングス<8766.T>やヤマトホールディングス<9064.T>、オリエンタルランド<4661.T>が軟調推移。ファーストリテイリング<9983.T>とニトリホールディングス<9843.T>が株価水準を切り下げ、サンリオ<8136.T>や東京地下鉄<9023.T>、東京電力ホールディングス<9501.T>が値を下げた。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>やエイチ・アイ・エス<9603.T>が下値を探り、アスクル<2678.T>とヤーマン<6630.T>が大幅安となった。
一方、アドバンテスト<6857.T>やディスコ<6146.T>が買われ、パナソニック ホールディングス<6752.T>や古河電気工業<5801.T>、フジクラ<5803.T>が堅調推移。東レ<3402.T>が上伸し、ソシオネクスト<6526.T>と三井ハイテック<6966.T>が大幅高。ディー・エヌ・エー<2432.T>やナブテスコ<6268.T>が上値を追う展開となった。
出所:MINKABU PRESS
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