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日経平均株価のニュース
来週の株式相場に向けて=「平和の配当」期待と「円高」で芽生える新たな潮流
14日の東京市場で日経平均株価は前日比312円安と4日ぶりに反落。為替相場が1ドル=152円台半ばに円高が進行したことが嫌気された。日経平均株価は3万9000円前半での上値の重い展開が続く。ただ、海外市場に目を転じれば状況は異なる。NYダウは高値圏で推移し昨年12月の最高値(4万5014ドル)を視野に入れているほか、欧州市場ではドイツのDAX指数が最高値を更新し、欧州の主要指数であるストックス600も新高値に上昇している。もちろん、ウクライナ戦争の終結に向けた動きが活発化するなか「平和の配当」を期待した動きが強まっていることが背景にはある。市場関係者からは「ロシアにとって有利な形で戦争が終結することもあり得るだけに、本当にこの流れが好ましいか見方は分かれそうだ。しかし、少なくともマーケットは前向きに受け取る形となっている」(アナリスト)との声が強い。
ただ、海外市場が上昇するなか、東京市場では円高進行が上値を抑えている。ウクライナ戦争が終結に向かえば原油価格の下落も予想される。その場合、米金利も低下が見込めるだけに、日米金利差縮小から円高基調は続く可能性もある。
東京市場は「平和の配当」期待と足もとの「円高」による綱引き相場の様相となっているが、「個別銘柄に目を向ければ、新たな動きはすでに芽生えている」(市場関係者)との声もある。例えば、円高懸念が小さい中小型株は資金シフトで見直し期待が台頭している。東証グロース市場250指数の堅調な値動きはその流れを示唆している。円高は、米大手テック企業に払うサービス代金の減少にもつながり中小型のIT関連株にはプラス要因もあるという。また、欧州関連のシマノ<7309.T>や竹内製作所<6432.T>のような銘柄に対する再評価余地も出てきそうだ。
来週のスケジュール面では、海外では17日はプレジデントデーで米市場は休場。18日に米2月ニューヨーク連銀製造業景気指数、19日に1月28~29日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録、20日に米2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、21日に2月S&Pグローバル米国製造業PMI、米1月中古住宅販売件数が公表される。18日にトール・ブラザーズ<TOL>、19日にアナログ・デバイセズ<ADI>、20日にウォルマート<WMT>が決算発表を行う。
国内では17日に10~12月期GDP、18日に1月首都圏新規マンション発売、19日に12月機械受注、1月貿易統計、1月訪日外客数、21日に1月消費者物価指数(CPI)が発表される。17日にブリヂストン<5108.T>、18日にトレンドマイクロ<4704.T>、19日に横浜ゴム<5101.T>、21日にブイキューブ<3681.T>が決算発表を行う。20日にフライヤー<323A.T>、21日にブッキングリゾート<324A.T>が新規上場する。来週の日経平均株価の予想レンジは3万8800~3万9900円前後。(岡里英幸)
出所:MINKABU PRESS
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