位置情報に基づいた天気予報データを活用し、ビジネスIoTアプリケーション開発が可能に

株式会社ソラコム（本社：東京都港区、代表取締役社長　玉川憲）は、IoTアプリケーションをローコードで開発できる「SORACOM Flux（ソラコム フラックス）」において、2025年2月7日より株式会社ウェザーニューズの気象データが利用できるようになったことをお知らせします。



SORACOM Fluxは、IoTシステムの高度な自動化を目的としたローコードIoTアプリケーションビルダーです。センサーやカメラなどのIoTデータを元にした通知システム、生成AIモデルによる分析を組み合わせた検知システムなどのIoTアプリケーションの構築が可能です。ソフトウェア開発の専門知識がなくとも、AIを活用したIoTアプリケーションを速やかに構築できることから、2024年7月よりサービス開始してから、様々な業界で利用が始まっています。

このたび、ウェザーニューズの気象データ提供・分析サービス「ウェザーテック(WxTech(R)️)」の「1kmメッシュ天気予報」のデータが利用できるようになります。本データは、全国13,000地点の気象観測網と「ウェザーニュース」アプリのユーザーから寄せられる天気報告を活用した高解像度かつ高精度な気象データで、指定の緯度経度地点の天気予報を取得できます。天気予報は72時間先まで1 時間毎の短期予報と、10日間先まで1日毎の中期予報を含みます。

これに伴い、SORACOM Fluxのアクションとして「Weather Forecast アクション」が追加されます。ブラウザのアプリケーション開発画面からアクションを追加することで、位置情報に基づいて特定時刻、もしくは1時間毎、1日毎の天気、気温、湿度、降水量、風速などのデータを取得します。

天候に関するデータは、さまざまな分野のビジネス分析・予測の基礎となる情報です。IoTデータとの組み合わせでさまざまな予測・管理のIoTアプリケーションが開発可能になります。例えば、小売や商業施設では天候データに基づいた予測、電力管理では天候データを踏まえ効率的な発電制御を実現します。また、建設現場では、天候の変化を踏まえて作業の安全性を確保するなど、予測とリアルタイムデータの両方を活かすことで、状況に応じた最適制御をおこなうシステムに役立ちます。

SORACOM Fluxは、お客さまのユースケースからのフィードバックや、最新の生成AIサービス動向を踏まえて、引き続きアップデートしていきます。連携できる外部サービスは、引き続き拡充を予定しています。

ローコードIoTアプリケーションビルダー SORACOM Flux について

SORACOM Fluxは、ローコードIoTアプリケーションビルダーです。
デバイスから送信されたセンサーデータ、カメラから送信された画像に対して、ルールを適用し、複数のデータソースや生成AIを組み合わせて分析/判断し、その結果を IoTデバイスの制御に反映させるIoTアプリケーションをローコードで構築できます。






<IoTアプリケーション構築時の画面イメージ>

「Weather Forcast アクション」、および生成AIモデルの利用には、クレジットを消費します。
サービスの詳細、料金プラン、具体的な利用方法についてはウェブサイトをご覧下さい。
ウェブサイト
https://soracom.jp/services/flux/

ユーザーガイド
https://users.soracom.io/ja-jp/docs/flux/

動画デモ
https://www.youtube.com/watch?v=APGhYRFqjZY



ウェザーニューズ　気象データ提供・分析サービス「WxTech(R)️」
https://wxtech.weathernews.com/
ソラコムについて
IoTプラットフォームSORACOMは、世界180以上の国と地域でつながるIoT通信を軸に、IoTを活用するために必要となるアプリケーションやデバイスなどをワンストップで提供しています。製造、エネルギー、決済などの産業DXから、イノベーティブなスタートアップ、農業や防災など持続可能な地域社会を支える取り組みに至るまで、さまざまな業界・規模のお客様にご活用いただいています。
ソラコムコーポレートサイト　https://soracom.com