伊藤ハム米久ホ-ルディングス株式会社（東京都目黒区：代表取締役社長　宮下功）の子会社 サンキョ-ミ-ト株式会社（鹿児島県志布志市：代表取締役社長　金森史浩）は、需要の高まる畜肉エキスに対応するため、畜肉エキスの製造・販売事業を開始することをお知らせします。

弊社グループの牛肉および豚肉生産事業の中核を担うサンキョーミートは、南九州エリアにおいて、3拠点で牛肉、豚肉の処理・カットおよび食肉加工品の製造・販売を行っています。2021年から隣接する九州エキス株式会社に原料となる豚骨等を供給しておりましたが、同社がエキス事業から撤退することに伴い、建屋・製造設備を譲り受け、新規に事業を開始します。尚、エキス製造工場の稼働は2027年度を予定しています。


畜肉エキスはラーメンスープや加工食品などに使用され、食シーンの多様化や人手不足を背景に今後も堅調な需要が見込まれており、サンキョーミートの自社工場から供給する鮮度の高い国産原料（豚骨など）を活用し、原料調達から加工までを一貫して行うことで安全で良質な製品を安定的に供給します。


弊社グループは、「中期経営計画2026」において基礎収益力の底上げとして食肉商品の付加価値化を掲げており、グループ内でエキス事業を内製化することでバリューチェーン価値を最大化させてまいります。また、副産物を有効活用することによる「持続可能な畜産産業への貢献」、さらに雇用創出による「地域社会への貢献」を進めてまいります。

〈エキス製造工場外観〉