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フルッタフルッタのニュース
*14:06JST 新興市場見通し:決算を手掛かりとした個別物色や暗号資産関連に注目
■中小型株への物色が強まる
今週の新興市場は上昇。同時期の騰落率は、日経平均が-0.60%だったのに対して、グロース市場指数は+5.36%、グロース市場250指数は+5.33%。米トランプ関税への警戒感から、プライム銘柄への積極的な売買は手控えられた。半面、6月半ば以降、調整が続いていた中小型株への物色が強まり、グロース指数は一時980.84まで上昇し、6月18日につけた年初来高値986.79に迫った。時価総額が大きい銘柄で構成されているグロース市場コア指数は、週間ベースで+2.61%となった。
時価総額上位銘柄では、データセクション<3905>が買われた。7月4日に大阪府内にアジア最大級となるAIスーパークラスターの構築を発表。さらに10日にはAIデータセンターサービスにかかる大口の利用契約を締結したと発表したことが好材料視され、週間の上昇率は70%を超えた。Aiロボティクス<247A>は新ヘアケアブランド「Straine」への評価が高まり、5日続伸で6月20日以来の上場来高値を更新。トライアルホールディングス<141A>は6月の既存店売上高(速報)が前年同月比1.3%増と49カ月連続で前年実績を上回ったこと、タイミー<215A>はエフエムアール エルエルシーによる株式保有割合が5.44%から7.13%に増加したことが、それぞれ買い手掛かりとなった。
今週のIPOはない。7月4日に上場し、初値は公開価格を44.4%上回る2166円となったヒット<378A>は、7日に2875円まで買われたが、その後は換金売りが優勢となり、2300円で終えている。
■暗号資産に投資する企業には思惑的な資金流入か
来週の新興市場は、今週の流れを引き継ぐ相場展開が期待されそうだ。米トランプ関税に対する不透明感に加え、20日には参議院選挙の投開票を控えているため、プライム銘柄への資金流入は限られよう。一方、個人主体による中小型株への物色意欲は強いとみられる。週前半にはVRAIN Solution<135A>、ペイクラウドホールディングス<4015>、ワンダープラネット<4199>、ELEMENTS<5246>、Globee<5575>、シンメンテホールディングス<6086>、ライズ・コンサルティング・グループ<9168>、ククレブ・アドバイザーズ<276A>、ティーケーピー<3479>、トリプルアイズ<5026>、ABEJA<5574>などの決算発表が予定されており、業績内容を手掛かりにした選別物色が向かいそうだ。
個別の材料として、TORICO<7138>は今週、新たな成長機会の創出および資産運用方針の一環として、暗号資産への投資事業を開始すると発表し、週間で85%超上昇した。投機的な資金が中心とみられるが、11日にはビットコインの価格が円建てで史上最高値を更新しており、暗号資産に投資する企業には同様に思惑的な資金流入が意識されそうだ。そのほか、エボファンドによる株式保有割合の増加を手掛かりにピクセラ<6731>が急騰しており、同ファンドの保有が観測されているフルッタフルッタ<2586>やオンコリスバイオファーマ<4588>、リプロセル<4978>などの動向も注目されやすいだろう。
来週は7月18日にみのや<386A>がスタンダードへ上場する。6月30日に上場したリップス<373A>は1日につけた2832円を安値に強い基調を継続しており、10日には3580円まで買われ、上場来高値を更新。6月26日に上場したエータイ<369A>も強いトレンドを形成しており、11日に上場来高値を更新した。強い基調を続けている銘柄への押し目買い意欲は強そうだ。
<FA>
今週の新興市場は上昇。同時期の騰落率は、日経平均が-0.60%だったのに対して、グロース市場指数は+5.36%、グロース市場250指数は+5.33%。米トランプ関税への警戒感から、プライム銘柄への積極的な売買は手控えられた。半面、6月半ば以降、調整が続いていた中小型株への物色が強まり、グロース指数は一時980.84まで上昇し、6月18日につけた年初来高値986.79に迫った。時価総額が大きい銘柄で構成されているグロース市場コア指数は、週間ベースで+2.61%となった。
時価総額上位銘柄では、データセクション<3905>が買われた。7月4日に大阪府内にアジア最大級となるAIスーパークラスターの構築を発表。さらに10日にはAIデータセンターサービスにかかる大口の利用契約を締結したと発表したことが好材料視され、週間の上昇率は70%を超えた。Aiロボティクス<247A>は新ヘアケアブランド「Straine」への評価が高まり、5日続伸で6月20日以来の上場来高値を更新。トライアルホールディングス<141A>は6月の既存店売上高(速報)が前年同月比1.3%増と49カ月連続で前年実績を上回ったこと、タイミー<215A>はエフエムアール エルエルシーによる株式保有割合が5.44%から7.13%に増加したことが、それぞれ買い手掛かりとなった。
今週のIPOはない。7月4日に上場し、初値は公開価格を44.4%上回る2166円となったヒット<378A>は、7日に2875円まで買われたが、その後は換金売りが優勢となり、2300円で終えている。
■暗号資産に投資する企業には思惑的な資金流入か
来週の新興市場は、今週の流れを引き継ぐ相場展開が期待されそうだ。米トランプ関税に対する不透明感に加え、20日には参議院選挙の投開票を控えているため、プライム銘柄への資金流入は限られよう。一方、個人主体による中小型株への物色意欲は強いとみられる。週前半にはVRAIN Solution<135A>、ペイクラウドホールディングス<4015>、ワンダープラネット<4199>、ELEMENTS<5246>、Globee<5575>、シンメンテホールディングス<6086>、ライズ・コンサルティング・グループ<9168>、ククレブ・アドバイザーズ<276A>、ティーケーピー<3479>、トリプルアイズ<5026>、ABEJA<5574>などの決算発表が予定されており、業績内容を手掛かりにした選別物色が向かいそうだ。
個別の材料として、TORICO<7138>は今週、新たな成長機会の創出および資産運用方針の一環として、暗号資産への投資事業を開始すると発表し、週間で85%超上昇した。投機的な資金が中心とみられるが、11日にはビットコインの価格が円建てで史上最高値を更新しており、暗号資産に投資する企業には同様に思惑的な資金流入が意識されそうだ。そのほか、エボファンドによる株式保有割合の増加を手掛かりにピクセラ<6731>が急騰しており、同ファンドの保有が観測されているフルッタフルッタ<2586>やオンコリスバイオファーマ<4588>、リプロセル<4978>などの動向も注目されやすいだろう。
来週は7月18日にみのや<386A>がスタンダードへ上場する。6月30日に上場したリップス<373A>は1日につけた2832円を安値に強い基調を継続しており、10日には3580円まで買われ、上場来高値を更新。6月26日に上場したエータイ<369A>も強いトレンドを形成しており、11日に上場来高値を更新した。強い基調を続けている銘柄への押し目買い意欲は強そうだ。
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