東海染工<3577.T>が後場に急伸。１０００円台に乗せて昨年来高値を更新した。５日、２５年３月期第３四半期累計（４～１２月）の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正しており、材料視されたようだ。今期の売上高予想は従来の見通しから３億円増額して１４３億円（前期比８．２％増）、最終利益予想は１億７０００万円増額して３億円（同２．３倍）に引き上げた。海外染色加工事業において在庫調整局面が一巡し、受注が堅調に推移する。国内染色加工事業での加工料金の値上げ効果もあって、業績予想に反映した。４～１２月期の売上高は前年同期比５．５％増の１０４億３５００万円、最終損益は１億６８００万円の黒字（前年同期は３０００万円の赤字）となった。

出所：MINKABU PRESS