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【↑】日経平均 大引け| 続伸、米関税政策の修正期待で買い優勢 (4月15日)
日経平均株価
始値 34349.01
高値 34459.00(09:31)
安値 34266.31(15:21)
大引け 34267.54(前日比 +285.18 、 +0.84% )
売買高 15億8398万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆5147億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は285円高と続伸、朝方には一時400円を超す上昇
2.前日のNYダウは312ドル高、米相互関税の一部見直しを評価
3.米自動車関税への救済策に対する期待も膨らみ自動車株が買われる
4.トヨタやホンダ、スズキが高く、デンソーやブリヂストンも堅調
5.ディスコやアドテストが安く、ニトリHDやフジHDも値を下げる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比312ドル高と続伸した。トランプ米政権が相互関税の対象からスマートフォンなどを除外したことから過度な関税警戒和らぎ買いが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は続伸。米関税政策に対する修正期待が膨らみ自動車株などに見直し買いが流入した。
前日の米株式市場では、NYダウは上昇した。トランプ米政権がスマートフォンなどの電子関連製品を相互関税の対象から一時除外したことを好感する買いが流入した。これを受け、東京市場も日経平均は上昇してスタートし、午前9時30分過ぎには400円を超える値上がりとなる場面があった。トランプ米大統領が14日、「一部の自動車メーカーを助ける何らかの方策を検討している」と語ったと伝わり、自動車関税の救済策への期待が高まり自動車株が買われた。後場に入ってからは3万4300円前後を中心とする一進一退が続いた。赤沢亮正経済財政・再生相が16日から訪米して、ベッセント米財務長官と日米関税交渉に臨むのを前に、積極的な売買を手控える動きも強まった。為替が一時1ドル=142円80銭台とやや円高方向に振れたことも相場の上値を抑えた。
個別銘柄では、川崎重工業<7012>や三菱重工業<7011>、フジクラ<5803>が高く、トヨタ自動車<7203>やスズキ<7269>、ホンダ<7267>、マツダ<7261>、日産自動車<7201>が買われた。デンソー<6902>やブリヂストン<5108>も値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が上昇し、東京エレクトロン<8035>やソフトバンクグループ<9984>、ソニーグループ<6758>もしっかり。
半面、ディスコ<6146>やアドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>が安く、ディー・エヌ・エー<2432>や任天堂<7974>、SMC<6273>が軟調。ニトリホールディングス<9843>やフジ・メディア・ホールディングス<4676>が値を下げ、東宝<9602>やアシックス<7936>が売られた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、リクルート <6098>、トヨタ <7203>、デンソー <6902>、ソニーG <6758>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約153円。うち79円はファストリ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、TDK <6762>、日東電 <6988>、資生堂 <4911>、コナミG <9766>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約52円。うち28円はアドテスト1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は23業種。上昇率の上位5業種は(1)輸送用機器、(2)ゴム製品、(3)銀行業、(4)サービス業、(5)精密機器。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)空運業、(3)陸運業、(4)不動産業、(5)水産・農林業。
■個別材料株
△ヴレインS <135A> [東証G]
26年2月期は営業利益連続大幅増益を見込む。
△オルツ <260A> [東証G]
「BytePlus」との生成AI事業の提携を材料視。
△ドトル日レス <3087> [東証P]
今期は9期ぶり営業最高益更新及び4円増配を予想、自社株買いも発表。
△ラクトJ <3139> [東証P]
第1四半期経常益43%増で上半期計画進捗率69%超。
△フライヤー <323A> [東証G]
25年2月期の通期業績が黒字転換。
△WHDC <3823> [東証S]
上期営業損益が黒字転換し非開示としていた通期予想も営業黒字見込む。
△テラスカイ <3915> [東証P]
26年2月期増収増益見通しを好感。
△エコモット <3987> [東証G]
9~2月期営業利益が通期計画超過。
△プロディ <5580> [東証G]
上期営業利益が従来予想上回り株主優待制度も導入へ。
△トヨタ <7203> [東証P]
トランプ米大統領の自動車メーカー支援検討で買い戻し。
▼インタライフ <1418> [東証S]
万博関連案件で前期好決算も今期一転減益へ。
▼IIJ <3774> [東証P]
約400万人分の顧客情報流出の可能性が判明。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)日本調剤 <3341>、(2)テラスカイ <3915>、(3)ラクトJ <3139>、(4)ニーズウェル <3992>、(5)ドトル日レス <3087>、(6)GMOインタ <4784>、(7)ネクセラ <4565>、(8)横河電 <6841>、(9)オープンG <6572>、(10)パソナG <2168>。
値下がり率上位10傑は(1)ヨシムラHD <2884>、(2)IIJ <3774>、(3)サンケン <6707>、(4)北の達人 <2930>、(5)DDグループ <3073>、(6)FPパートナ <7388>、(7)松屋 <8237>、(8)ベクトル <6058>、(9)テレ朝HD <9409>、(10)シンクロ <3963>。
【大引け】
日経平均は前日比285.18円(0.84%)高の3万4267.54円。TOPIXは前日比24.84(1.00%)高の2513.35。出来高は概算で15億8398万株。東証プライムの値上がり銘柄数は799、値下がり銘柄数は762となった。東証グロース250指数は640.87ポイント(6.95ポイント高)。
[2025年4月15日]
株探ニュース
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