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アピリッツのニュース
*13:05JST アピリッツ Research Memo(5):好調な事業環境及び不採算案件の剥落により、営業利益はV字回復が見込まれる
■アピリッツ<4174>の今後の見通し
1. 2026年1月期の業績見通し
2026年1月期通期の連結業績は、売上高が前期比16.2%増の10,464百万円、営業利益が同229.0%増の610百万円、経常利益が同223.4%増の600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同710.6%増の372百万円と増収増益の見通しである。
事業セグメントごとの業績計画は非開示としているものの、全体的に事業環境は好調であり、売上高は過去最高の100億円を超える見通しであり、営業利益は増収効果によりV字回復が期待される。営業利益率は5.8%と2024年1月期実績の7.1%を下回るものの、特段の懸念事項や売上ミックスの悪化などは想定されていない。むしろ、収益性をやや保守的に見積もっていると考えられ、業績が順調に推移すれば、営業利益が会社計画を上回る可能性もあろう。
事業セグメント別に見ると、Webソリューション事業はDX関連の市場環境が活況であり、顧客から強い需要が継続している。案件のリードを選別しつつ、大型開発案件やコンサルティング領域の拡大を図っていく。利益面については、2025年1月期の不採算案件の剥落により収益性が回復する見通しであり、セグメント利益率は通常の水準への回帰が見込まれる。
デジタル人材育成派遣事業は、市場のニーズがデジタル人材不足により引き続き旺盛であり、同社にとって追い風が続くと見られる。豊富なデジタル人材ニーズを受け、経験者を派遣するだけでなく、未経験者の教育を強化し、売上拡大を図っていく。子会社のY'sにおいてはエンジニア向けのオンライン教育サービス「WEBMASTERS」及び地方拠点の設立に伴う採用・教育などに注力していく計画である。
オンラインゲーム事業は、IPを活用した「推し活」市場が活況であることを踏まえ、今後の注力領域をオンラインゲーム全般から「推し活」関連市場へとシフトする計画である。「推し活」とは、自分の好きなアイドルやキャラクターなどのライブに行ったり、グッズを収集したりすることにより、応援する活動のことを指す。同社は国内の人気アイドルグループのファン向けアプリである「UNI'S ON AIR」及び「乃木坂的フラクタル」を運営していることに加え、子会社のムービングクルーを通して韓国の男性アイドルグループBTSなどのファンコミュニティサイトを運営しているなど、競争力の高いIPを活用したサービスを提供している。これらのサービスを育成及び強化することにより、収益拡大を目指す計画である。
2. 事業セグメント間のポートフォリオ再編について
同社は2026年1月期から事業セグメント間のポートフォリオを再編する。Webソリューション事業では、子会社のムービングクルーが手掛けるファンクラブの運営事業をオンラインゲーム事業へ移管し、事業戦略に関するコンサルティング及び大規模開発案件の推進に注力する。デジタル人材育成派遣事業では、オンラインゲームの人材派遣事業をオンラインゲーム事業へ移し、Web領域の人材派遣に特化する。オンラインゲーム事業は、上記2事業を受け入れたうえで、「推し活」領域に注力する方針である。なお、ポートフォリオの再編により、2025年1月期までの実績と単純比較することが困難となることから、過去の業績を新たな区分に基づいて遡及修正したデータが開示されると見込まれる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林拓馬)
<HN>
1. 2026年1月期の業績見通し
2026年1月期通期の連結業績は、売上高が前期比16.2%増の10,464百万円、営業利益が同229.0%増の610百万円、経常利益が同223.4%増の600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同710.6%増の372百万円と増収増益の見通しである。
事業セグメントごとの業績計画は非開示としているものの、全体的に事業環境は好調であり、売上高は過去最高の100億円を超える見通しであり、営業利益は増収効果によりV字回復が期待される。営業利益率は5.8%と2024年1月期実績の7.1%を下回るものの、特段の懸念事項や売上ミックスの悪化などは想定されていない。むしろ、収益性をやや保守的に見積もっていると考えられ、業績が順調に推移すれば、営業利益が会社計画を上回る可能性もあろう。
事業セグメント別に見ると、Webソリューション事業はDX関連の市場環境が活況であり、顧客から強い需要が継続している。案件のリードを選別しつつ、大型開発案件やコンサルティング領域の拡大を図っていく。利益面については、2025年1月期の不採算案件の剥落により収益性が回復する見通しであり、セグメント利益率は通常の水準への回帰が見込まれる。
デジタル人材育成派遣事業は、市場のニーズがデジタル人材不足により引き続き旺盛であり、同社にとって追い風が続くと見られる。豊富なデジタル人材ニーズを受け、経験者を派遣するだけでなく、未経験者の教育を強化し、売上拡大を図っていく。子会社のY'sにおいてはエンジニア向けのオンライン教育サービス「WEBMASTERS」及び地方拠点の設立に伴う採用・教育などに注力していく計画である。
オンラインゲーム事業は、IPを活用した「推し活」市場が活況であることを踏まえ、今後の注力領域をオンラインゲーム全般から「推し活」関連市場へとシフトする計画である。「推し活」とは、自分の好きなアイドルやキャラクターなどのライブに行ったり、グッズを収集したりすることにより、応援する活動のことを指す。同社は国内の人気アイドルグループのファン向けアプリである「UNI'S ON AIR」及び「乃木坂的フラクタル」を運営していることに加え、子会社のムービングクルーを通して韓国の男性アイドルグループBTSなどのファンコミュニティサイトを運営しているなど、競争力の高いIPを活用したサービスを提供している。これらのサービスを育成及び強化することにより、収益拡大を目指す計画である。
2. 事業セグメント間のポートフォリオ再編について
同社は2026年1月期から事業セグメント間のポートフォリオを再編する。Webソリューション事業では、子会社のムービングクルーが手掛けるファンクラブの運営事業をオンラインゲーム事業へ移管し、事業戦略に関するコンサルティング及び大規模開発案件の推進に注力する。デジタル人材育成派遣事業では、オンラインゲームの人材派遣事業をオンラインゲーム事業へ移し、Web領域の人材派遣に特化する。オンラインゲーム事業は、上記2事業を受け入れたうえで、「推し活」領域に注力する方針である。なお、ポートフォリオの再編により、2025年1月期までの実績と単純比較することが困難となることから、過去の業績を新たな区分に基づいて遡及修正したデータが開示されると見込まれる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林拓馬)
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